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就職事例ストーリー

40代男性(医療のお仕事・不安障害(精神障害))の就職・雇用事例
40代男性(医療のお仕事・不安障害(精神障害))の就職・雇用事例

無自覚に作った殻を出て、自分らしく働く

男性/40代/医療

不安障害(精神障害)

「完璧過ぎる」ことが懸念?

仕事上のストレスから精神的な疲れが蓄積し、そのために前職を退職したというDさん。
「不安障害(不安神経症)」と診断され、しばらくの休養期間を経てから就職活動を再開しようとしましたが、まだ若干不安な面もあるということで、医師のすすめでLITALICOワークスを利用して就労移行支援を受けることにしました。

Dさんの第一印象は、「完璧主義者」でした。常に笑顔を絶やさず、いつでも誰にでも親切で、何事にも一生懸命取り組む姿勢には頭が下がる思いです。
他の利用者さんにも声をかけたり、一緒に取り組むプログラムのコツを教えてあげたりし、疑問に感じることはどんな細かなことでもスタッフに確認をとります。

しかし、スタッフはそのうち、「あまりにも常に笑顔であり過ぎる」Dさんを懸念するようになりました。「あんなにずっと気を張り詰めていたら、疲れきってしまうのではないか」という心配です。

不安だから完璧という名の仮面

スタッフの不安は的中します。LITALICOワークスを通い続けるうちに、Dさんの言葉や表情、行動の端々からイライラしている様子や疲労感が見られるようになっていきました。次第に遅刻・欠席も目立ち始めます。

スタッフは個別面談で「Dさんの本音を聞かせてほしい」と持ちかけてみました。

最初はなかなか心を開いてくれませんでしたが、面談の回数を重ねるうち、Dさんは少しずつ「自分は周りからどう思われているのか不安で、だからいつも完璧でなくてはいけないと思い込んでいた」という本心を打ち明けてくれるようになりました。

それと同時に「自分は正しいことをしているのに、それが通らないのはおかしい」「自分は○○しているのに、周りの人が○○してくれない」といった不満も口にするようになりました。

Dさんは非常に正義感が強く、「正しい」ということに強いこだわりをもっているようです。そして、正しさにこだわるあまり、自分を「完璧な正しさ」という型にはめようとして苦しんでいるようでした。そして、そうしない周囲の人たちに対していらだちを感じていたようです。

不安障害(不安神経症)は、心理的原因によって生じる精神障害のひとつです。Dさんは、仕事のストレスなどで強い不安を感じるようになったとき、「完璧に正しい自分であること」によって不安を解消しようとしたのかもしれません。

不安神経症の症状は病院での治療によって治まっていたのですが、就職活動を再開し、「就職できるだろうか?」という不安が大きくなってきたため、再び「完璧という名の仮面」で自分の不安を覆い隠そうとしたのかもしれない。スタッフにはそんな風に感じられました。

人間味の感じられる「自分らしさ」の魅力

LITALICOワークスのスタッフは医師ではないため、Dさんの診断や治療はできません。ただ医療機関と連携しつつDさんとの人間関係を深め、信頼を得ることによってリラックスしていただき、「本音が話せる」環境を整えることはできました。

本人のがんばりとスタッフとの信頼関係が築けたことによりDさんの気持ちは少しずつほぐれていき、心の根底にあった「不安」や「怒り」などの感情も少しずつ解放されていくようでした。またDさんの笑顔も、人間味あふれる、心の温もりが伝わってくる自然で魅力的なものに変わっていきました。

やがてDさんは、自ら希望して医療関係の企業の求人に応募します。そして採用面接では模範解答を避け、Dさんの個性や人間味を発揮した受け答えをしました。そして、そんなDさんの姿勢が面接官に好印象を与え、見事採用が決まりました。

不安障害の病歴を伏せての就職のため、定着支援は本人とスタッフとの電話・面談だけとなりましたが、Dさんは明るく「自分らしさ」を大切にして仕事に打ち込んでいるとのことです。

「優等生はね、もうやめました。今から思うと、前の仕事も、結局は『周囲から何も言われないために、完璧な優等生であろう』と気を張り詰めすぎたために辞めることになったような気がします。職場でちょっとしたトラブルがあるたびに『悪く思われたのではないか、誤解されたのではないか』と心配になって寝付けず、明け方に激しい動悸に襲われたりしていました。今の職場では『自分は自分だ。人間だから失敗もする。欠点もある。だけど自分は人の役に立ちたいんだ!』という気持ちで仕事に臨んでいます」

完璧を目指すことをやめ、自分の素顔を見せる勇気を持ったDさん。人間的な魅力を存分に発揮され、今後さらに伸び伸びとご活躍されることでしょう。

※プライバシー保護のため一部の文章について事実を再構成しております。

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