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就職事例ストーリー

30代女性(コールセンターのお仕事・統合失調症)の就職・雇用事例
30代女性(コールセンターのお仕事・統合失調症)の就職・雇用事例

安定して働くことができる仕事環境を整備

女性/30代/コールセンター

統合失調症(精神障害)

躁(そう)状態と鬱(うつ)状態を繰り返す

統合失調症のあるCさんは、体調に波があり、躁(そう)状態と鬱(うつ)状態を繰り返すため、勤怠が不安定で長く働き続けることが出来ませんでした。しかし、LITALICOワークスの利用を開始した当初、本人は体調の波があることの自覚がありませんでした。過去も体調の波によって仕事を退職された経験があるため、安定して働くための第一歩として、まずは躁状態に自分で気づくことを目標に定めました。

Cさんは責任感が強く、カリキュラムに向き合うと「きちんとやらなければ」という気持ちからスイッチが入ってしまい、落ち着きがなくなってしまう躁状態になることが何度も見られました。

とはいえ、自分ではその状態に気づくことができないので、スタッフはCさんが躁状態になった場合に声をかけるようにしました。Cさんにとって1番落ち着ける場所は自宅なので、躁状態のときにはスタッフから「家に帰りましょうか」と声をかけ、帰宅して気持ちを整えるという方法です。

最初のころは、スタッフからの「家に帰りましょうか」との声にも、Cさんは「そんな必要はない」と対応することが度々ありました。しかし、繰り返し伝え続けて3ヶ月後、Cさんは躁状態になったことについて、スタッフからの声がなくても自分で気づくことができるようになってきました。

無理をせず、企業に障害を配慮してもらう

C企業担当者との話し合いの中で、LITALICOワークスのスタッフから「業務スキルは高いので、業務面でのサポートは不要なこと」「躁状態に陥ると、そのあとに長期で休みが発生する可能性が高いこと」「躁状態になることを防ぐために、躁の兆候が見えたら自宅に帰らせてもらいたいこと」「躁状態になっていることに気づいたら、本人に声をかけてほしいこと」の4点を伝えました。

Cさんの能力を考えると、職場で必要な作業についてはほとんど問題ない内容でした。しかし、特に入社してから安定するまでの間は、躁状態が頻発する可能性があります。休みが続いたり、長期欠勤になったりしないためにも、欠勤と早退について配慮と理解をお願いしたいとスタッフが伝えると、企業の担当者からは「長期欠勤にならないための配慮であれば問題ない」と理解していただけました。

就職後、休む大切さを再認識し、安定した勤務へ

事前の話し合いを踏まえ、Cさんは雇用前実習を終えて就職が決定しました。しかし、入社後の2ヶ月間は出勤予定日数の約半分しか出社することができませんでした。

3ヶ月以上声をかけ続けた効果もあり、躁状態に自分で気づくことができるようになったCさんは、企業に休みの連絡を入れるなど、適切に対処することができ、LITALICOワークスでの就職カリキュラムの成果が見えていました。

しかし、元々が真面目な性格のため、休みが多くなると「会社に迷惑をかけている」と落ち込んでしまいました。LITALICOワークスのスタッフはそんなCさんの姿を見て、企業を交えた三者面談を実施することにしました。

Cさんが「お休みばかりで迷惑をかけてしまい、申し訳ない」という気持ちを伝えると、企業の担当者からは「あまり気にしすぎないでください」というお話がありました。

「体調的に休むことは承知の上です。慣らし運転だと思って、まずは長く働くことを目指しましょう」と話す採用担当者の言葉から、Cさんは休むことの大切さを再認識し、申し訳ない気持ちが少し軽くなったといいます。

「いつも休んでしまって申し訳ないと、最初は休むたびに落ち込んでしまっていました。しかし、三者面談で話をしてから、今は長く働くための準備運動中という認識に変わりました。準備運動で本気を出したら、本番で走れませんから。休むときは体も心もちゃんと休んで、動けるときに精一杯やればいい、と気づきました」

入社してから2ヶ月間は半分近く休んでしまったCさんですが、4ヶ月ほど経つと休みは月2日と大幅に減少し、安定して勤務ができるようになりました。Cさんは、「次の目標は、後輩ができたときに『休んでも大丈夫だよ』と言ってあげることです」と、スタッフに楽しそうに話してくれました。

※プライバシー保護のため一部の文章について事実を再構成しています。

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