用語集
- 発達障害
発達障害は、先天的な脳機能の障害で主に症状は乳児期から幼児期に現れ始める発達遅延であり(※)、高機能自閉症や学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、広汎性発達障害などがある。
※発達遅延で、主に広汎性発達障害(PDD)、学習障害(LD),注意欠陥・多動性障害(ADHD)がある。広汎性発達障害は、自閉症、アスペルガー症候群のほか、レット障害、小児期崩壊性障害等、をふくむ総称。(知的障害を伴わない高機能自閉症やアスペルガー症候群をなどは高機能広汎性発達障害とも呼ばれることがある。)
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- 学習障害(LD)
学習障害(Learning Disorders,Learning Disabilities = LD)は、知的発達に大きな遅れはないのに、漢字がどうしても読めない、書くことだけができない、計算になるとダメになるなど、読み書きや計算などのある特定分野で困難を伴う障害のことです。
著しく出来ないこと以外では遅れがみられないため、「やればできるはず」「努力不足・勉強不足」とやり過ごされることが多いようです。 また、パソコンを使わずにメモを取ることが難しい等、職種によっては苦手なことが出てくる場合があります。
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
注意欠陥多動性障害(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder = AD/HD)は、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(順番を待てない)の3つの要素がみられる障害のことです。 長時間集中して作業ができない、しっかりとした計画をせずに行動してしまう等、仕事や社会的な活動に支障をきたすことがあります。 極端に不注意でぼんやりして無気力、また逆に多動で衝動が激しく落ち着きがないなどの行動パターンが認められています。
- 自閉症
他人との関係を作ることが苦手(社会性の障害)、他人に意志を伝えるのが苦手(コミュニケーションの障害)、先を見通す・周囲の変化に柔軟に対応することが苦手(想像力の障害) 3つの特性をもつ障害です。
- アスペルガー症候群
自閉症スペクトラムの中の1つである。 知的障害を伴わない自閉症圏の中で、言語面における困難を伴わない場合を指します。話をすることは出来ますが、過度に直接的すぎる表現を遣ったりなど、適切なことば遣いが苦手とされています。
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- サヴァン症候群
知的障害のある方や自閉症の方で、人とコミュニケーションをとることや単純な計算が苦手ですが、一度見た風景を正確に描くことができるなど特定の分野に限って非常に優れた能力を持っている方のことをいいます。(“サヴァン”とはフランス語で“賢人”という意味です)
- 発達障害者支援法
自閉症・アスペルガー症候群などの発達障害を持つ人への援助について定めた法律。発達障害の早期発見・早期療育に向けた取り組み、発達障害者支援センター設置など、発達障害を持つ人の自立や社会参加の援助について、国や各都道府県の責務が規定されています。