うつ病(精神障害)の仕事・就職事例 -障害者支援-
無理をせず、素直に伝える。毎日楽しく働く秘訣
男性/40代/就労支援員
うつ病(精神障害)
就職前に通っていた、LITALICOワークス浜松にスタッフとして就職しました。元々利用者だった立場から、スタッフと言う立場に変わったのですが、毎日本当に楽しく過ごしています。最初は事務的な仕事が多かったのですが、今では利用者の前に立ってプログラムのファシリテーションもおこないますし、できることが増えました。先輩や同僚の皆さんには本当に感謝しています。私の障害について理解してくれていますし、ある程度の仕事は任せてくれているので、やりがいを感じながら仕事ができています。働く上で特別な配慮はありませんが、時々体調が悪くなったときなどは気軽に声をかけられる風土がここにはあります。かしこまって相談するのではなく、朝の朝礼で全員にオープンな状態で不調を相談します。不調なときは少し休む時間を取るなど検討します。障害の有無に関係なく、働く上で誰にでも必要なことがあります。それが分かってからは、日々どんな瞬間も楽しく過ごせています。
楽しさ・やりがい 互いに試行錯誤をすること。
今は担当している利用者さんもいます。互いに伝えたい思いを分かり合えたときや、一緒に試行錯誤して具体化できた時は充実感でいっぱいです。プログラムによっては、言葉での説明だけでなく、図や絵を用いて伝えてみようと工夫をしているのですが、思わぬところで得意な絵をいかせることができ、先輩方からも好評です。家族からは無理せず働くよう言ってもらえています。私も、今の状態を保つことは大切だと感じていますが、キャリアアップはしたいと思っています。業務内容だけでなく、利用者さんと関われる幅を広げていきたいと思いながら、日々努力しています。
LITALICOワークスの利用で就職後に役立ったこと
LITALICOワークスを利用した7ヶ月間の間、企業インターンを経験できたことは非常に良い経験となりました。ブランクが長く続いたこともあり、なによりも働くことへの不安が大きかったのですが、企業インターンを通して、「仕事って楽しかったんだな」という感覚を思い出すことができました。コンビニや倉庫内での業務など、職種も数種類経験し、働くことへの自信がつきました。
自分が働くことが好きだったということを思い出し、また社会復帰する勇気が湧きました。
株式会社LITALICO浜松センター 髙橋 美穂さん
いろいろな場面でとても助けてもらっています。積極的にアイデアを出したり、意見をまとめてくださったり。最初から体調不安は少なかったものの、時々不安な表情が見受けられるときには本人から必ず発信をしてくれるので、特に気を使うこともなく安心しています。昼の休憩時にはスタッフ同士「最近どう?」と声を掛け合っていますので、何かあれば気軽に相談できる環境ですし、これからも益々活躍していただきたいと思っています。
LITALICOワークススタッフより
LITALICOワークスに通っていたときから、プログラムの一環として広報部のリーダーを務めるなど、周囲を取りまとめることやリーダーシップをとることに長けている方でした。何かの業務を進行するための一連の流れを把握し、遂行できていましたので、スタッフとしての就職は大変マッチしていると感じます。自身の強みでもあった高い分析力が、現在では利用者さんに対しても発揮されており、支援の現場でいかして働くことができていると思います。
※掲載内容(所属や役割、診断名など)はインタビュー当時のものです。