アスペルガー症候群の方の就職・復職・転職活動のポイントと事例
アスペルガー症候群のある方の働く上でのよくある困りごと、就職・復職・転職活動のポイントやLITALICOワークスを利用して就職された方の就職事例をご紹介します。
・アスペルガー症候群の診断がでたときのこと
・障害で苦労していたこと
・以前の仕事・職場のこと
・LITALICOワークスで学べたこと
・企業実習(インターン)や就職活動のこと
・就職後も長く働くための工夫・・・など
障害・年代・業種ごとの様々な就職事例をご覧ください。
アスペルガー症候群とは
脳の機能障害で広汎性発達障害・自閉症スペクトラム障害(ASD)の一種です。
「コミュニケーションの問題」「対人関係の問題」「限定された物事へのこだわり・興味」の3つの症状がみられ、知的障害や言葉の発達の遅れがない発達障害です。知的な遅れがないことから障害と認知されづらい側面があります。
アスペルガー症候群の特徴として、相手の気持ちを察しにくいことがあり、会話の中で直接的すぎる表現になってしまうなど、適切な言葉遣いやコミュニケーションを苦手とする方もいます。
就職・転職での困りごとは?
アスペルガー症候群のある方は、社会に出て働いた際に、「手順や独自のルールに強いこだわりがある」ために臨機応変な対応が難しかったり、「文字通り相手の言葉を受け取る」といった特性により相手の会話の意図を汲むことができないなどの困りごとが生じると言われています。
また、職場での理解のない環境下でストレスが蓄積されていくうちに二次障害としてうつ病や強迫性障害などの症状が出る場合もあります。生活に支障がある場合は、薬物療法や症状に合わせた心理療法などをおこなうこともあります。
就職・転職活動を進めるために
初めて就職活動をおこなう場合は、自分の特性や適性を知ることがもっとも大切になります。
特性や適性に合う職種選びをすることで、アスペルガー症候群の特性を「自分の強み」として生かすことができるからです。一方、転職や再就職の場合には、以前の職場でうまくいかず二次障害があらわれていることがあります。
このような場合は、まず医療機関を受診して心身の症状を改善したり、公的な支援機関や就労移行支援事業所などを活用し、コミュニケーションスキルなどのアドバイスやトレーニングを受けることをおすすめします。
LITALICOワークスでできること
LITALICOワークスでは、SST(ソーシャルスキルトレーニング)などのコミュニケーション能力を培うプログラムや、履歴書の添削・面接対策など様々なカリキュラムを多数ご用意しています。
また、企業での実習を経験しながら、自分に合う職種や働き方を見つけられるように、一人ひとりに合った職場探しをサポートします。
※本サイトで紹介している就職事例はごく一部です。

ありませんか?
アスペルガー症候群の方の就職・雇用事例
診断名別の就職・雇用事例
- 30代
- 事務補助
- 商社

Fさんは幼少期にADHD(注意欠陥多動性障害)とアスペルガー症候群と診断。ハローワークを利用しながら就活、求人に応募しましたが不採用が続きました。そんなとき・・・
- 20代
- 事務職
- 商社

高校時代に保健室登校となり、障害が発覚したTさん。大学は中退し、就労移行支援を利用しながら、希望する正社員で就職したものの就職後も困りごとが多発し……
- 30代
- 在宅
- ライター

学生時代は1人で過ごすことが多かったTさん。社会人になると「曖昧な指示がわからない」「雑談が苦手」などアスペルガー症候群の特性から仕事が続かない。実は高校生からの夢が…
- 30代
- 経理事務
- 商社

幼少期にアスペルガー症候群(発達障害)と診断されたSさん。学生の時に二次障害として統合失調症やパニック障害も発症。就職は障害は開示せず、高収入・正社員を希望し・・・
- 20代
- 飲食業
- バックヤード

幼少期に「アスペルガー症候群」と診断され、高校卒業後は就職活動に役立てようと職業訓練校へ。いざ仕事となるとコミュニケーションがとれないという悩みから、転職を繰り返し…
- 20代
- 自動車販売
- 洗車・事務補佐

大学卒業後、Wさんは就活をはじめましたが、どこも面接が通らず不採用が続く日々。内定が貰えないことを焦り、そのストレスから抑うつ状態になり・・・
もっと事例をみたい方は・・・
ちょっとした質問・相談もお気軽にどうぞ。無料でご相談いただけます。
-
障害や就職に関する相談をしたい方
-
就労移行をもっと知りたい方
-
まずは資料を見たい方