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障害のある方の就職事例

不安障害(精神障害)の仕事・就職事例 -プログラマー-

不安障害(精神障害)の仕事・就職事例 -プログラマー-

好きなことが仕事に。今が幸せ

男性/30代/プログラマー

不安障害(精神障害)

プログラマーとして働いていたときに体調を崩して、4年間引きこもり生活をしていました。プログラミングは好きでしたが、再び仕事にするのは体力的に厳しいだろうと思い、諦めていました。今こうしてプログラマーとして働く道を選ぶことができたのは、LITALICOワークスの先輩の後押しがあったからです。今では、その先輩と一緒に社内の業務効率化ツールの開発に日々奮闘しています。自分が開発に携わったツールを多くの人に活用してもらっていることにやりがいとうれしさを感じる毎日を送っています。

LITALICOワークスを利用した経緯 4年間の引きこもり生活から、活動の場を外に

専門学校を卒業した後、ゲームプログラマーとして働いていましたが、体調を崩して、その後4年間自宅で引きこもり生活をしていました。どんどん体調が悪くなりどうにかしなくてはと思い、メンタルクリニックに通いはじめました。メンタルクリニックに定期的に通えるようになったとき、次の目標について主治医の先生と話しました。「働きたいです」と言ったところ、LITALICOワークスを紹介されました。「すぐそこにあるよ」とパンフレットをくださったので、まずはLITALICOワークスに連絡し、見学をした後、すぐに利用を決めました。

LITALICOワークスでの思い出 ハローワークに、みんながついてきてくれた

ハローワークは、受付で自分から話しかけることがとても苦手な僕にとって大きな壁でした。ハローワークの前までは行けるのですが、受付で話しかけることができず、いつも受付の前を行ったり来たりしていました。そんなことが何日も続いてしまったので、LITALICOワークスのスタッフや仲間に相談したところ「一緒に行くよ」と言ってくれました。その翌日、みんなで一緒にハローワークに行って登録することができました。本当に心強かったです。困ったことをすぐに相談できる環境だったからこそ、就職活動をスムーズに進めることができました。また、自分と同じように就職を目指して頑張っている仲間が周りにいたことも、僕にとって大きな支えになっていました。

入社の経緯 LITALICOワークスの先輩の影響で、もう一度プログラマーに挑戦

LITALICOワークスの先輩がトランスコスモス株式会社でプログラマーとして働きはじめたことがきっかけです。LITALICOワークスに通っていたとき、その先輩と一緒に、プログラムの一環としてシステムの一部をつくったことがあり、お互いのスキルを分かっていました。先輩が働きはじめて「Fさんもどう?」という誘いや、会社の話を聞いているうちに、自分も受けてみようかなと思うようになりました。
最初の頃は、プログラミングの仕事は体力的に厳しいと思っていたので、事務職での就職を考えていましたが、事務職の仕事内容を見てみると、自分のやりたいこととは何か少し違うような気がしていました。LITALICOワークスに通っているうちに少しずつ自信を取り戻して、もう一度プログラマーに挑戦してみることに決めました。プログラマーの求人を探す中で、トランスコスモス株式会社の求人を見つけました。先輩からおすすめされていた会社だったこともあり、思い切って受けてみました。

現在の業務内容 社内用の業務効率化ツールの開発に奮闘!

現在の業務内容 社内用の業務効率化ツールの開発に奮闘!

ツール開発チームとして、社内用のWebシステムを開発しています。
お客さまに直接サービスを提供するサービス部門の方々が効率的に業務を進めることができるようなツールを開発する仕事です。
チームのメンバーは自分を含めて5名程で、開発したシステムにトラブルがあったら、その対応もおこなっています。

楽しさ・やりがい 活用してもらえるとうれしい

プログラミングは文法的に合っていないと動かないので、その分かりやすさが楽しいです。また、開発したツールが問題なく動いて、サービス部門の方々に活用していただいているときにやりがいを感じます。多くの場合、そのツールがうまく動いていないときに連絡がくるものなので、とくに連絡がないときは、ちゃんと動いているんだなと安心します。逆に、連絡がきたらヒヤッとしますが……。

苦労した点 やっぱり自分から話しかけることは苦手……

自分から話しかけることがとても苦手なので、先輩に分からないところを質問することには、少し苦労しました。でも、先輩も僕の苦手をわかっているので「分からないところはない?」と先輩から声をかけてくださることも多く、安心して質問しながら仕事を進めることができています。

休みの日の過ごし方 ジョギングチームでサブリーダーに

体を動かさないと、思考がネガティブな方向にいってしまうので、意識的に体を動かすようにしています。LITALICOワークスの卒業生やスタッフとやっているジョギング会にも毎回参加していて、いつの間にかサブリーダーになりました。卒業生同士で近況報告をするのも毎回の楽しみです。

今後の目標 できることを発信していきたい

今は依頼されたツール開発をおこなっていくことで精一杯ですが、今後は「ツール開発チームはこんなことができますよ」と発信していきたいと思っています。そうすることで、社内での認知度も上がり、さらに楽しい仕事ができるのではないかと思っています。

LITALICOワークス利用で就職後に役立ったこと

LITALICOワークス利用で就職後に役立ったこと

安定して会社に出勤できていることです。学生時代に不登校気味だったこともあり、働く上では、ちゃんと安定して通えないといけないということを強く感じていました。そのため、LITALICOワークスはいい練習の場だと思って通っていました。最初は無理のない日数から通いはじめ、徐々に通う日数を増やしていきました。最後のほうは週5日通えていたので、就職後のギャップや生活リズムの変化は少なく、今も安定して働くことができています。
また、LITALICOワークスのプログラムを通じて、自分が本当にやりたい職種に気づくことができ、プログラマーとして働ける自信を身につけることもできました。

これから働きたいと思っている障害のある方へのアドバイス

僕自身がLITALICOワークスに通っていたときに、一番大切だと思ったのは、勤怠を安定させることでした。プログラミングやパソコンスキルを身につけることも大切ですが、まずは行くと決めた日には必ず行って、仕方なく休むときは事前に連絡をするなど、基本的なことをしっかりやっていくことが重要です。社会人としての基礎を確実におこなうことが、仕事をする上での信頼関係にも結びつきます。技術的なことは、その後についてくるので、まずは勤怠の安定を目指すことをおすすめします。

トランスコスモス株式会社 ノーマライゼーション推進部より

トランスコスモス株式会社 ノーマライゼーション推進部より

マネージャー 織田様
Fさんと、(LITALICOワークスの先輩の)Tさんがいなかったら、ツール開発チームはありませんでした。期待していた以上に大活躍してくれています。
サービス部門からも感謝の声が上がっていて、ノーマライゼーション推進部の株も上がっています。大変な場面でも、人や環境のせいにすることなく、ひたむきに働かれているFさんの姿勢に日々感心しています。これからもFさんの活躍に期待しています。

採用推進課 チーフ 田村様
入社後から定期的に面談していますが、Fさんは自分の調子をみながら自分で調整することができています。最初の頃は心配もありましたが、Fさんの体調管理への信頼はどんどん大きくなっています。いきいきと安定して働かれている姿に安心していますが、責任感が強く、ストレスをためてしまうことがあるのではないかと心配しています。何かあったらいつでも相談してほしいと思っています。

LITALICOワークスより

「活動する場所」を求めてLITALICOワークス府中を利用してくださったFさん。
無遅刻無欠席をはじめ、プログラムにのぞむ姿勢やほれぼれするビジネルマナー、ワークショップの企画運営など、利用者の皆さんの見本となる方でした。
「自分から発信することが苦手」という壁を、仲間とともに乗り越えて就職活動に挑戦され、現在は「活躍する場所」を得られたことを、本当にうれしく思っています。卒業後も、プログラマーを目指す利用者と面談しアドバイスするなど、「いきいき働く社会人」としての姿を見せてくれています。
これからも「働く喜び」を分かち合っていきたいです。

※掲載内容(所属や役割、診断名など)はインタビュー当時のものです。

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