ASD(自閉スペクトラム症)(発達障害)の仕事・就職事例 -清掃-
インタビュー:2013年1月20日
働きを見て決めて欲しい「理想が叶った!」
男性/20代/ビル清掃
ASD(自閉スペクトラム症)※
就労移行支援事業所LITALICOワークス名古屋を1ヶ月利用し就職した20代男性。
2011年8月からビル清掃の仕事をしています。
※以前は「自閉症」という診断名が用いられていましたが、アメリカ精神医学会発刊の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)において自閉的特徴を持つ疾患が統合され、2022年(日本語版は2023年)発刊の『DSM-5-TR』では「自閉スペクトラム症」という診断名になりました。この記事では以下、ASD(自閉スペクトラム症)と記載しています。
就労移行支援事業所LITALICOワークスに出会うまで
LITALICOワークスに出会うまでは、ひたすらハローワークに通い、求職活動をしていました。面接までは進むのですが、なかなか就職することができず毎日モヤモヤしていました。
就労移行支援事業所LITALICOワークスを選んだ理由
たまたまハローワークに行った日の事・・・…就労移行支援事業所LITALICOワークスの方と出会い、「一度来てみませんか?」と声を掛けてもらったのがきっかけです。誘われたときは、どんなところかもよく分からなかったので、まずは体験に参加してみました。
実際、パソコンでのプログラムが主になるので、パソコンが苦手な自分には役立つのか分かりませんでした。プログラムをしている利用者の就労への意識や、スタッフのサポートなどを見て、信用できるのではないかと思い、利用を決意しました。
就労移行支援事業所LITALICOワークスのここが役立った
あいさつができるようになりました。人見知りのところがあるため、あいさつは苦手でしたが、毎日行った練習が役に立ち、一緒に働く仲間やお客さまに挨拶を進んでできるようになりました。 しかし一番役立ったことは、実習からの採用だと思います。 今までは、面接から先に進んだ事がなく、「面接では上手く行かないけど、働きぶりを 見て評価してほしいなぁ」とずっとモヤモヤしていました。ここでもどうせ前と変わらない、求職活動だろうと思っていたのですが・・・…就労移行支援事業所LITALICOワークス名古屋では、自分が望んでいた採用までの道程があり驚きました。そして自分も実習から採用してもらう事ができました。まさに理想が叶った瞬間でした。
就職が決まった今の気持ち
就職が決まったときは、「ここでゼッタイ働く!!」という気持ちしかなかったです。
自分は、キレイにすることが好きなので清掃の仕事に就けてよかったと思っています。
一般の人よりもできない部分もあるが、今後も自分のできる範囲でみんなの役に立ちたいと思っています。
※掲載内容(所属や役割、診断名など)はインタビュー当時のものです。