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就職事例ストーリー

障害者雇用事例

株式会社 ABC Cooking Studio

インタビュー:2015年9月15日

株式会社 ABC Cooking Studio
企業名

株式会社 ABC Cooking Studio

創業年月

1985年11月

事業内容

ABCクッキングスタジオの全国展開、家庭用雑貨などの販売

障害者雇用実績

23名(2015年9月現在)

従業員数

2,431名(2015年5月現在) ※業務委託講師含む

ホームページ

http://www.abc-cooking.co.jp/

ABCクッキングスタジオはどんな会社ですか?
ABCクッキングスタジオはどんな会社ですか?

ABCクッキングスタジオは、静岡県藤枝市にある雑居ビルの一室でおこなわれた料理教室から始まりました。「世界中に笑顔のあふれる食卓を」という企業理念を掲げ、現在は、全国に135店舗、海外に16店舗の料理教室を展開し、28万人の生徒さまにお通いいただいています。
また今年、創業30周年を迎えるABC クッキングスタジオでは、リアルとデジタルを融合させたサービスやヘルスケア事業の展開など、事業領域の拡大を図り「食の総合サービス企業」へ向けて更なる発展を目指しています。

現在何名の方を障害者雇用されていますか?

知的障害の方が12名、精神障害の方が8名、身体障害の方が3名計23名を雇用しています。配属先としては、静岡に設置されている食材加工部に16名、本社に6名、スタジオに1名の方が勤務しています。

障害のある方はどのような業務をされていますか?

物流センターを兼ねる静岡食材加工部では、スタジオで使用する材料の荷受け・小分け・ピッキング・梱包・配送などの業務を担っています。小麦粉やドライフルーツなどの材料をあらかじめ小分けにして全国のスタジオに配送することで、教室での計量の手間をなくし、時間短縮にも繋がっています。作業系の仕事が得意な知的障害のあるスタッフ11名に加え、精神障害のあるスタッフも5名働いており、知的障害のあるスタッフでは対応が難しい仕事をカバーしたり、業務を取りまとめたりしています。
本社に勤務する6名は、総務や人事などの各部署に配属され、データ入力や封入封緘作業などをおこなっています。手伝いが必要な他部署から依頼を受けて対応することもあります。

障害者雇用を始めたきっかけは何ですか?

当社の障害者雇用率が法定雇用率を下回っていたため、雇用人数の目標が設定されたことが大きなきっかけです。また、当社はお客様との直接的なコミュニケーションがサービスの強みであり、人を大切にする企業風土が根付いています。そのため、人事制度の面でも、多様な人材が活躍できるさまざまな仕組みをつくっています。その一環として、障害者雇用にも力を入れており、障害の有無に関わらず多様な方々にとって働きやすく、活躍できる土壌のある会社を目指しています。

雇用を進めるにあたって、不安はありましたか?

私たちは今まで障害者雇用に関する知識も経験もなかったため、当初は大きな不安もなく甘く考えていましたね。ハローワークに求人を出して、面接をしてマッチングしそうな方を採用すればすぐに雇用できると思っていました。しかし、このやり方で大きな失敗をしました。
面接にきてくれた方々はよく練習されていたため、マイナス評価につながりそうな障害特性については話しません。私たちは短い面接時間の中でアピールされた長所の部分だけを見て採用しました。結局その方はすぐに辞めてしまい、結果的に障害者雇用に対する社内のイメージも悪化させてしまいました。
採用することは簡単ですが、幸せに働き続けてもらうことこそが重要であり難しいのだとわかりました。そのためには、ご本人のことを十分に理解した上で採用することが必須であると強く感じました。
その後、一般募集や合同説明会・面接会への参加などさまざまな採用方法を試みましたが、ご本人の障害特性も含めた正確な情報を得ることは難しく、自社だけで雇用を進めることに限界を感じていました。

障害者雇用の難しさをどのように解消しましたか?

障害のある方をサポートする関係機関があると知り、さまざまな機関と積極的に繋がりをもちました。その中でLITALICOワークス(旧ウイングル)とも知り合い、今後の障害者雇用の進め方や、現在雇用している障害のある方に関することなどを頻繁に相談するようになりました。その後、雇用を進めるにあたって、まずはLITALICOワークスの利用者さんを体験インターンで受け入れてみることにしました。インターン期間を通じてご本人のことをより深く知ることができましたし、ご本人にとっても当社の社風やサポート体制などをより深く知るきっかけになったと思います。お互いのことをしっかり理解し、一緒に働くイメージを明確にした上で採用できたことは、採用前の情報不足に課題を感じていた私たちにとって大きな一歩となりました。
さらに、LITALICOワークスから第三者の意見を聞くことができたので、採用後の不安も減りましたね。LITALICOワークスに通っている間、どのような状況で辛くなることがあったのか、モチベーションを上げるためにおこなった取り組みの中でどのようなものが有効だったのかなど、具体的な事例をこちらからも細かく聞くようにしていました。今までの事例をしっかりと提示してくれたので、採用後の対策を事前に考えることができました。
そのときにLITALICOワークスから採用したスタッフは、今では食材加工部での小分け業務の取りまとめ役として活躍しています。時間をかけて本人やLITALICOワークスとたくさん話した上で採用できたことが、結果的に幸せに働き続けることに繋がっています。

障害者雇用に対する社内の理解をどのように促進していますか?
障害者雇用に対する社内の理解をどのように促進していますか?

株式会社ABC Cooking Studio
ヒューマンリソース部 部長
桑原 晶子 様

当社では、8割以上の社員がスタジオに勤務しています。現在、障害者雇用をおこなっているのは本社と静岡にある食材加工部なので、スタジオに勤務する社員への理解促進には工夫が必要です。
食材加工部で障害のある4名のスタッフを新卒採用した際には、社内報に写真とメッセージを掲載しました。スタジオに勤務するスタッフからは「教室の運営を裏で支えてくれていたんですね」「普段使用している材料の見え方が変わりました」など、うれしい声をもらっています。また、社内報への掲載は障害のあるスタッフのモチベーションにも繋がり、スタッフの親御さんにも喜んでいただくことができました。
今は本社での雇用に力を入れていますが、スタジオに勤務する社員からの理解が促進されることで、会社全体の障害者雇用へのイメージがポジティブに変わります。今後も社内への発信を積極的に続けていきたいですね。

障害者雇用における、今後の展望や目標はありますか?

食材加工部での障害者雇用の仕組みや働く環境が整ってきたため、現在は本社での雇用を進めています。今までの経験をいかしながら、本社で障害者雇用を浸透させていくことが今後の目標です。そのためには、採用活動を進めつつも、いま雇用している社員が幸せに働き続けられるようにしっかりとサポートしていくことが重要です。仕事面のサポートは会社側でできますが、生活面についてはサポートが難しい場合もあるので、LITALICOワークスと連携しながら安定した働き方ができるように支援しています。LITALICOワークスが定期面談に入って、会社では言いにくい悩みなどを間に入ってヒアリングして共有し、一緒に対策を考えてくれるので、問題が起きる前にスムーズに対応することができています。今後も社外の機関と上手に連携して、慎重に雇用を進めていきたいです。

障害者雇用を検討している企業にアドバイスをお願いします。
障害者雇用を検討している企業にアドバイスをお願いします。

障害のあるスタッフを採用した後も、きちんと気にかけることが一番大切だと思います。何か起こったときではなく、コンスタントにサポートする仕組みをつくっておくと安心です。当社では障害のあるスタッフと定期面談をおこなっていますが、最近は社内の理解も浸透してきて「○○さん最近少し元気がないみたいだけど…」などと、一緒に働いているスタッフも気にかけて、本人に直接声をかけたり、障害者雇用担当のスタッフに共有したりしています。担当スタッフだけが頑張るのではなく、社内全体でフォローすることが当たり前の文化が少しずつ浸透してきました。
また、支援機関をバックサポートにつけることも重要です。LITALICOワークスをはじめ、市で運営している地域包括支援センターなどとも密に連携し情報共有しながらアドバイスを受けることもおすすめです。利用できる機関を有効活用することで、担当者の負担は軽減されます。社内の担当者が1人で抱えて仕事をするのではなく、社外とも積極的に連携して、ナレッジを積み上げていくことが大切だと思います。

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