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障害のある方の就職事例

障害者雇用の企業事例

個々の力を発揮し会社と共に成長できる職場

株式会社オープンハウスグループ

株式会社オープンハウスグループ




オープンハウスグループはどんな会社ですか?

オープンハウスグループはどんな会社ですか?

オープンハウスグループは、これまでの概念に囚われず挑戦し続ける企業です。

オープンハウスは1997年創業後、時代の流れをいち早くキャッチし、それまでの概念に捉われることなく挑戦し続ける姿勢と、それに伴う技術力を武器として圧倒的な成長を実現しました。

2013年には創業16年にして東証一部(現在の東証プライム)へ上場し、2022年には売上9,500億円も達成しました。現在では独立系総合不動産デベロッパーとして、確固たる立ち位置を築いています。

障害者雇用のスタート

障害者雇用のスタート

2013年のオープンハウスグループ障害者雇用率は0.6%と非常に低い水準で、採用についても業務についても苦戦の連続でした。

 

当然ノウハウもなく、社内の受け入れ体制も整っておらず、優秀な人材に出会えてたとしても採用・定着が実現しない状況が続いていました。さらに、会社として障害者雇用について「どうあるべきか」も不明確で、どのような人を採用すればいいのか、採用後に定着してもらうにはどうすればいいかも分からない状況でしたが、業務の切り出しや定期面談などを進めていく中で、少しずつ自社の中に障害者雇用のノウハウが蓄積されていきました。

 

当初は、外部の障害者雇用コンサルティング会社様にサポートいただいておりましたが、2022年7月からは完全に自社運営となり、現在では、障害者雇用率も2.71%(2022.10月現在)と大きく伸長しています。

障害者雇用で働くメンバー

障害者雇用で働くメンバー

オープンハウスグループ全体(14社)で90名の障害のあるメンバーが活躍しており、そのうち75名がグループ内業務を受託するオペレーションセンターで働いています。

 

<障害種別>
・身体障害:約25%
・精神障害:約45%
・発達障害:約30%

精神障害のメンバー比率が高い一方で、1年後の定着率は91.7%と高く、離職者は非常に少ないです。

 

業務内容

業務内容

業務内容は、オペレーションセンターとして八王子・横浜・柏の3拠点を設け、業務推進Gの各メンバーが、オープンハウスグループ内の約50業務を担っています。

 

ラミネート・契約書PDFなどの簡易な業務だけでなく、各種システム入力作業、CADを使った図面作成など専門性の高い業務まで対応しています。

勤務時間は1日8時間、週5日勤務を基本としていますが、障害特性に配慮した時短勤務や、通院などのための特別休暇の制度も設けています。

障害者雇用で働くメンバーが活躍するための取り組み

障害者雇用で働くメンバーが活躍するための取り組み

障害者雇用の新規採用については、ほとんどが支援機関に通っている方からの応募となっています。

 

幅広い業務を行っているため、障害特性や職歴を考慮しながら本人に合う業務を検討したり、適性や周囲のメンバーとの状況により対応業務の変更・調整も行います。

 

定期面談については月2~3回実施し、外部の支援機関とも連携しながら、安定して就労できるようサポート体制をつくっています。また、オペレーションセンター内の研修も充実させており、2022年度はマネジメント・タスク管理・キャリアプラン・社会人基礎研修などをおこないました。

急成長する企業での障害者雇用で工夫していること

急成長する企業での障害者雇用で工夫していること

会社が急成長する中、組織運営やルールも少しずつ変わってきました。

 

今後も属人化されたものを一つずつ仕組化するなど、これまで当たり前だったことやルールを、状況に合わせて少しずつ変えていく必要があります。

そのために、部署としての目標・方針・成果や今後起こり得る変化については、可能な限りメンバー全員に発信し情報をシェアするようにしています。既存のメンバーにとっては戸惑うことも少なくないと思いますが、グループチャットでの情報共有や、定期的な個別面談、組織診断の定期実施や、匿名性の意見箱の導入など、メンバーの声に耳を傾けながら丁寧に進めていきたいと考えています。

オープンハウスにおける障害者雇用の展望

オープンハウスにおける障害者雇用の展望

当社グループには「やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります」という企業理念がありますが、障害の有無だけでなく、年齢・性別やこれまでの経験などに捕らわれず、志の高いメンバーが活躍できる環境を整え、その結果、障害者雇用においても不動産業界日本一になれたら最高ですね。

 

メンバーのキャリアパス・業務貢献度の数値化・評価制度など、まだまだブラッシュアップが必要な課題も多いですが、やりがいを持って仕事ができる環境整備については対応の優先度を上げています。

人員の増加に合わせて、トップダウン型の組織運営から、現場が権限や意思を持ってディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現できるような、持続可能な組織づくりにシフトしています。

オープンハウスらしい障害者雇用とは

オープンハウスらしい障害者雇用とは

当社は、障害者雇用に限らず、企業として成長の過程にあります。

組織や制度の面では、まだまだ未熟な部分も多いですが、一方で、熱量の高いメンバーが集まっており、メンバー1人1人が、オープンハウスグループの“戦力”としての自覚を持ち、「企業価値向上」へ貢献しようと、意欲的に業務を支えてくれています。これは、自分の「持ち場」への責任感の表れだと思います。

 

オペレーションセンターは、各拠点それぞれにグループ長を、合計10課にそれぞれマネージャーを配置していますが、全員障害のあるメンバーです。今後メンバーの増加に合わせて、部署やポジションもさらに増えていくことになりますが、メンバーの中からマネージャーや責任者を抜擢していく予定です。そのためには、安心してチャレンジできる環境を整えることが必要だと思っています。

 

前向きな失敗であればむしろ評価されたり、トライした結果その人に合っていなければ評価を落とすことなくポジションチェンジができるなど、オープンハウスらしい積極的で前向きなサポート体制を実現させたいですね。




今回訪問した企業様の会社概要

株式会社オープンハウスグループ

企業名

株式会社オープンハウスグループ

障害者雇用実績

2022年10月末時点 OHグループ全体 90名

事業内容

1.不動産売買の代理・仲介事業

2.新築戸建分譲事業

3.マンション・ディベロップメント事業

4.不動産投資事業

5.不動産金融事業

6.前各号に付帯関連する事業

ホームページ

インタビュー:2022年11月14日

※掲載内容(所属や役割など)はインタビュー当時のものです。

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