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障害のある方の就職事例

障害者雇用の企業事例

孤独にさせないコミュニケーションを大切にした、障害者雇用の推進

SOMPOシステムズ人材統括部  (写真左から)H様/田湯様

SOMPOシステムズ人材統括部  (写真左から)H様/田湯様




SOMPOシステムズはどんな会社ですか?

ICT・デジタル技術を基軸としたサービスを提供するSOMPOシステムズ株式会社(以下SOMPOシステムズ)では、分け隔てのない環境での障害者雇用の推進に取り組まれています。その特長や想いについてお話を伺いました。

 

 

SOMPOグループのブランドスローガンは、「安心・安全・健康のテーマパーク」。より多くのお客様の「安心・安全・健康」に資する最高品質のサービスを提供して、社会に貢献することを経営理念としています。

 

SOMPOシステムズはグループの戦略的IT企業として、SOMPOホールディングスが展開する6つの事業分野である、(1)国内損害保険事業、(2)海外保険事業、(3)国内生命保険事業、(4)介護・シニア事業、(5)デジタル事業、(6)ヘルスケア事業において、先進のICT・デジタル技術を基軸にお客さまおよびSOMPOグループ各社を支援する役割を担っています。

障害者雇用に取り組むきっかけ

SOMPOグループでは、ダイバーシティ&インクルージョンをグループの成長に欠かせない重要な経営戦略の一つと位置づけ、社員一人ひとりが多様な強みを最大限に発揮しながら活躍し、働きがいのある職場となるための制度づくり、風土づくりに力を入れています。

 

当社では上記の取り組みに賛同し、障害を多様性の一つとして捉え、障害のある方もいきいきと働くことができるように障害者雇用を推進しています。

 

障害者雇用のメンバーと仕事内容

現在は、障害のあるメンバーは24名で、内訳としては重度身体障害の方が5名、身体障害の方が2名、精神障害の方が17名となっています。

 

採用時の面接を通して、一人ひとりの適性を見させていただきながら仕事の内容を決めていきますが、主には発送物の受発信業務や各種データの管理、事務・庶務関連などを担っていただいています。

 

一例をあげると、入社時から採用業務に携わっている社員は、本人と相談の上で徐々に業務の幅を広げ、現在では他のメンバーと業務を分担しながら新卒採用全般に携わっています。その他にも、給与厚生業務や社員研修の運営など、主にコーポレート業務を中心にご活躍いただいています。詳しくは、別途卒業生インタビューでも取り上げられている通りです。

 

その社員は、入社後しばらくして、契約社員から正社員へと雇用形態を変えられました。必ずしも正社員が良い、ということではなく、各々の状況に応じた柔軟な契約形態で、働きやすい環境や条件をつくっていきたいと思っています。

 

 

関連リンク:ずっと引きこもっていた私が正社員となり、採用担当としてメンバーの成長を喜べるようになるまで

障害の有無に関わらない、働きやすい職場づくり

私たちは、障害の有無でサポート内容を変えるというよりは、全ての社員が共通して働きやすい環境をつくることを大切にしています。特に意識していることは、社員がひとりにならないよう常に声を掛け合って状況を共有し合えるコミュニケーションの推進と、働き方を柔軟に調整できる環境づくりです。具体的には、以下のようなことに取り組んでいます。

 

・定期的な1 on 1ミーティング

・朝会・夕会などのオンライン会議

・体調などに合わせた柔軟な勤務時間(短日・時短勤務)

・テレワークの活用

・5営業日連続休暇をはじめとした積極的な休暇取得の推進

・時間単位で取得可能な特別休暇制度

・リフレッシュルームなどの休憩場所の用意

 

また、入社してすぐのタイミングなど特にフォローが必要な時期には、障害のあるメンバーに対して、以下の取り組みも合わせて実施しています。

 

・入社後半年間の定着支援面談を実施

・入社半年後に人事担当とのフォローアップ面談の実施

・最長3年間の職場定着支援サービスの利用

 

私たちとしては、上記の取り組みは特別なことだとは思っていません。勤務体系もお給料も成果として求めることも、基本的には全社員でフラットに設計しながら、みんなで一緒に成長していこうという想いで取り組んでいます。

 

コミュニケーションの部分でのサポート

障害のある方へのサポートとして大切なことは、やはり人と人とのコミュニケーションの部分なのではないかと感じています。そのために、弊社では下記のような視点を持って、風通しの良いチームになるように意識して日々業務に取り組んでいます。

 

・活発で積極的なコミュニケーションを意識する

・休憩や体調不良の際、申告しやすい雰囲気を作る

・チャットやメール、電話などのコミュニケーションツールを整備する

・体調や気分の変化などに留意・配慮する

・障害の特性などを理解するよう努める

・障害の特性などにあわせ、一人ひとりにあった業務を割り当てる

 

特にテレワークという環境下では、意識しないと孤独になってしまいがちなので、私たちの方から積極的に声をかける必要があります。1日30分でも良いのでオンラインでつながって、「元気?今日風強かったね」とか「あのニュース見た?」とか、雑談を交えて状況を共有し合うことに取り組んでいます。

 

その繰り返しで生まれる一体感を、弊社ではとても大切にしているんですよね。障害のあるスタッフも、そうでないスタッフも、みんなが笑い合いながら日々楽しく仕事をすることができる。それが一番なんじゃないかなと思っています。

評価制度について

評価制度についても、弊社では障害の有無に関わらず一律でフラットに見られるように取り組んでいます。仕事でのアウトプットには全員でしっかりと責任を持って、チームとして成長していきたいと考えているからです。

 

年度はじめの面談では、各社員と一緒にその人に合わせた目標を設定していきます。「一緒に決めていく」ということが大切で、お互いに納得感のある目標を設定して、それに向けて日々取り組んでいくという形です。期中で目標を見直すこともできるので、無理のない形で、途中で苦しくならないよう配慮しながら、一人ひとりの成長を応援していきたいと思っています。

 

評価軸には、相対評価が必要なこともありますが、絶対評価も取り入れて、個人の行動や成果についてきちんと向き合っていくようにしています。障害があるから不利になるということではなくて、「一緒に立てたその人なりの目標に対しての到達度」という視点を持つことで、自分自身の評価や成長にフォーカスしてもらえたらと考えています。

障害者雇用の今後の取り組み

これからも、社員一人ひとりの個性・多様性を認め合い、ダイバーシティ&インクルージョンを積極的に進めていきます。社員全員が常にわくわく、いきいきしていて、多様な働き方を可能とする職場づくりに引き続き取り組みます。その中でも障害者雇用においては、やりがいを持って、長く働いていただける環境を整備していきたいと考えています。

 

弊社は、テレワークを積極的に導入しており、また出社いただく際も服装は比較的自由で、基本的にはカジュアルです。福利厚生(柔軟な働き方や休暇制度など)も整備されておりますので、通院等とも両立しながら働くことができます。仕事のやりがいや楽しさを発見し、新たなチャレンジに取り組みたい方をお待ちしています。

 

会社見学会も随時お受けしておりますので、お気軽にお越しくださいね。

 




今回訪問した企業様の会社概要

SOMPOシステムズ株式会社

企業名

SOMPOシステムズ株式会社

従業員数

1,703名(男性:1,096名 女性:607名/2024年4月現在)

事業内容

コンピュータおよび関連機器による情報処理サービスの受託業務

ソフトウェアの開発受託および販売業務 等

ホームページ

https://www.sompo-sys.com/

インタビュー:2024年2月16日

※掲載内容(所属や役割など)はインタビュー当時のものです。

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