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障害のある方の就職事例

知的障害の仕事・就職事例 -飲食・調理補助-

知的障害の仕事・就職事例 -飲食・調理補助-

「もっと働けます!」業務配分に働きかけ

男性/20代/飲食業/調理補助

知的障害

対人関係の悩みをきっかけに退職

特別支援学校を卒業後、力自慢のMさんは、倉庫内作業の仕事をしていました。ありあまる体力を発揮できる倉庫内作業の仕事は、Mさんにとって天職だったのです。

しかし、あいまいな指示をもらったり、素早い作業に対応できなかったりなど、ストレスを感じることがしばしばありました。ストレスを上手に処理できないまま、対人関係の悩みをきっかけに退職してしまいます。

以後は一人で就職活動を行っていましたが、採用には至りませんでした。そこでハローワークに行ったところ、就労移行支援事業を薦められ、LITALICOワークスの利用を決めました。

自分に合ったプログラムを実施、自信を取り戻す

利用し始めたころは、「LITALICOワークスはつまらない」「やっていることが難しくていやだ」と、Mさんの欠席が目立ちました。

どんなプログラムが苦手なのかスタッフが調べてみると、どうやらパソコンを使う作業が苦手な様子です。そこで、Mさんに合ったピッキングの作業を個別に作り、パソコンを使わないプログラムを実施していきました。

この作業を始めてから3日後、初めて「楽しい」とMさんから聞くことができました。その日からMさんの自信が回復し、安定して利用していきました。

そんな時、全国チェーンの居酒屋の求人の情報が飛び込んできました。
「居酒屋の求人が来たんだけれど、Mさん、やってみませんか?」
スタッフはぜひMさんにと提案。

「やりたいです!」
Mさんは嬉しそうに両手を挙げて言いました。20歳になったばかりのMさんは、居酒屋が大好きになっていたからです。

さっそく実習に伺うと、店長さんがよくお話をしてくれる方で、Mさんは安心して仕事に取り組むことができたといいます。実習から、そのまま順調に雇用が決定。Mさんは大好きな居酒屋で、のびのびと仕事を始めることとなりました。

急な環境の変化を経て

順調に仕事を継続していたMさん。ところがしばらく経ってからLITALICOワークスに電話がかかってきました。

「店長が替わった。それから仕事が減って、短い時間しか仕事をしていない、仕事がつまらない。辞めたい」
スタッフはすぐに新しい店長さんとの相談に伺いました。

店長さんからは、「Mさんに遠慮して仕事をあまり任せていなかった」というお話を伺いました。一方、元々体育会系で体力があり余っているMさん。配慮はありがたいが、遠慮はしなくても大丈夫ということをお伝えすると、Mさんに清掃の仕事を追加してもらうことになりました。
するとMさんのやる気も作業のスピードもUP!「楽しい! 楽しい!」と働くMさんに、新しい店長さんも驚きを隠せない様子でした。Mさんは今もその居酒屋さんで、とても楽しそうにお仕事を続けています。

※プライバシー保護のため、一部の文章について事実を再構成しております

※掲載内容(所属や役割、診断名など)はインタビュー当時のものです。

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