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障害のある方の就職事例

うつ病(精神障害)の仕事・就職事例 -人材派遣・プログラマ-

うつ病(精神障害)の仕事・就職事例 -人材派遣・プログラマ-

細く長く働き続けることを目標に

男性/30代/人材派遣/プログラマー

うつ病(精神障害)

社会復帰のための一歩、就労支援

Eさんは東京で情報技術系の学校を卒業し、IT企業でシステムエンジニアとして働いていました。そこでは毎日過酷な納期に追われるなかで深夜までサービス残業が続き、ついに体を壊しうつ病(精神障害)と診断されました。体を壊してからは会社を辞め、しばらくは傷病手当金をもらいながら療養していました。

「療養の経過も良好で、少しずつ再就職を目指したい!」という気持ちは日に日に強くなり、求人誌を見たり、雇用案内板を見たり、ハローワークにも訪問するなどの就職活動をおこなっていました。

そんな様子を聞いた主治医から「いきなり就職するのではなくて、まずはリハビリから始めてみてはどうでしょう」と、LITALICOワークスの就労支援をすすめられました。

障害者手帳の取得からの快進撃

LITALICOワークスへ通い始めの頃は障害者手帳の取得をためらっていました。ですが、他の利用者さんとの関わりの中で自身でも障害者手帳を取得することを決意されました。障害者手帳を取得後は周囲が心配するほどに就職活動が加速しました。

数多くの求人や雇用情報はLITALICOワークスにも集まってくるのですが、そのなかでもEさんは自分の強みであり特技でもあるパソコンを使った仕事を希望していました。

「1日でも早くフルタイムで復職したい!」ということを強く希望し、Eさんの得意なパソコンを使った仕事に絞り求人を探すことになりました。そんな中で目にとまったのは人材派遣の会社の求人です。採用面接自体は前職での実績もあったことから、2回の面接で就職が決まりました。

Eさんは就職できたことがよほどうれしかったのか、「休んでしまったブランクを取り返すんだ」と仕事をはじめる前から、雇用先で必要になるスキルを自ら学びだしました。前向きに取り組んでいる姿を見て私たちもとても頼もしく感じていました。

就職後の苦難と新たな目標

東京都内の企業に就職の決まったEさんですが、長い勤務時間が負担となり、入社して3ヶ月目あたりから不眠や食欲不振が出はじ始め、欠勤する日が増えました。欠勤が多くなったことで、私たちはすぐに職場だけでなく主治医も交えてケース会議を実施しました。そこで話をしたのは勤務時間と労働日数の見直しです。どうしてもEさんは仕事を失いたくない不安から頑張りすぎて無理をしてしまう傾向があるので、周りが管理して適切な作業量で仕事を再開していくことになりました。

その後、労働日数と勤務時間を見直し、作業量も適切な形で仕事を再開しています。Eさん自身もこう話しています。

「あのときは無理をしてしまって、職場にもLITALICOワークスにも迷惑をかけてしまった。よい意味で諦めるという経験ができたと思っています。まずは細く長く働いていくことを目標にします。」

仕事をすることへのうれしさやプレッシャーなどから必要以上に頑張ってしまい、気づかないうちに無理をしてしまいがちになっていたEさん。Eさんは自身の傾向を理解し、今では仕事も順調に取り組んでいます。Eさん自身の傾向を本人が分かったことで、今では仕事も順調に取り組めているようです。

 

※プライバシー保護のため一部の文章について事実を再構成しています。

※掲載内容(所属や役割、診断名など)はインタビュー当時のものです。

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