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障害のある方の就職事例

軽度知的障害の仕事・就職事例 -バックヤード-

軽度知的障害の仕事・就職事例  -バックヤード-

「現在は一人暮らしをする計画を立てています!」

女性/20代/飲食業

軽度知的障害

パソコン大好き!積極的なFさん

細かいことによく気づき、他の人のお手伝いにも積極的なFさん。積極的な半面で、他の方に干渉しすぎてしまい、前職のアルバイトを3か月で退職。何事においても飽きっぽいところもあり、安定して仕事を続けられないことが課題でした。

LITALICOワークスと出会う前はパソコンが好きで、パソコンを使った仕事がしたいという希望があったため、事務職の求人を探していたFさん。ですが、なかなか仕事が見つからない状況が続いていました。そんな時、障害者就労支援センターからLITALICOワークスを紹介してもらい、利用を開始しました。

視点を変えて見つけた仕事

パソコンが好きだったFさんですが、実際にデータ入力のトレーニングをしてみるとミスが多く、また業務中の私語が目立ち、周囲の利用者の皆さんから注意されることもしばしば。長時間座って集中し、静かに仕事をするのは苦手な様子でした。

「パソコンの仕事だけではなく、他の仕事も見てみませんか?」
スタッフはちょっと視点を変える機会になればと、Fさんにお弁当屋さんでの実習を紹介しました。すると、意外にも楽しそうに働くFさん。あちこち動き回りながら、お惣菜をパックにつめたり、お弁当を準備したりするFさんの姿は、ずいぶんと輝いて見えました。

「Fさん、うちで働きませんか?」
実習終了後、なんとそのお弁当屋さんから熱烈なオファーが届きます。

「Fさん、どうします? パソコンの仕事じゃないけど、やってみませんか?」
楽しそうだったFさんの様子を見ていたスタッフは、お弁当屋さんの仕事を勧めてみました。するとFさんは、「やりたいです!」と積極的な様子で快諾。
「パソコンはいいの?」と尋ねると、「飽きてしまった」との一言が。

「お弁当屋さんの仕事も、もしかして飽きてしまったり、ミスが多くなってしまったりしないだろうか……」
スタッフの頭に、一抹の不安がよぎります。前職のアルバイトもわずかな期間で辞めていることから、いかに仕事を続けていくかが目標となりました。

「次は一人暮らしが目標!」安定した仕事を継続中

就職後、ミスが多くないかと心配していたスタッフでしたが、その心配も最初だけのものでした。Fさんは、LITALICOワークスで行っていたデータ入力などのパソコンの作業よりも集中して、お弁当屋さんの仕事に打ち込んでいたのです。

またFさんの持ち前の明るさや、人への気づきが多いことをいかし、調理よりも直接お客さんに接する業務をメインに行うことに。また職場に障害者福祉関係の仕事経験のある方がいて、Fさんがなんとか継続できるように一緒に考えてくれました。
その甲斐あってか、Fさんは「毎日楽しい!」というほど、仕事が好きになっていました。

現在は一人暮らしの計画を立てているFさん。仕事だけでなく生活面についてもどうしていくか、相談しながら進めています。
新たな目標が生まれたことで飽きる様子も見受けられず、それどころか「仕事はお金のために続ける!そのためには人の迷惑になることはしない!」と、シンプルな考えをもって、とても安定して仕事を続けています。

※プライバシー保護のため、一部の文章について事実を再構成しております。

※掲載内容(所属や役割、診断名など)はインタビュー当時のものです。

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