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就職事例ストーリー

20代女性(リネン業・広汎性発達障害(発達障害)、パニック障害(精神障害))の就職・雇用事例

20代女性(リネン業・広汎性発達障害(発達障害)、パニック障害(精神障害))の就職・雇用事例

前職でパニック症状が出て、ずっと不安だった就職

女性/20代/サービス業/リネン

広汎性発達障害(発達障害)、パニック障害(精神障害)

「真面目で頑張り屋」なのに人が離れていく

小さい頃から、決まっていること・自分で決めたことを途中でやめたり、調整したりすることが苦手だったEさん。また、勉強も遊びも新しいことにチャレンジすることが苦手で、手が止まってしまうことがよくあったそうです。

走ることが得意だったので、高校生になると陸上部へ入部し、長距離選手として頑張っていました。部活時間外にも練習をやり過ぎて過呼吸になるなど、真面目で頑張り屋な性格が、裏目に出てしまうこともしばしば。そんなEさんと温度差を感じたのか、部員がだんだんと距離を取るようになりました。みんなが話している輪に入りたくても入れず、更衣室で同級生の靴を投げてしまうことがありました。顧問の先生が仲裁に入りその場は収束しましたが、部員たちとの距離は遠くなる一方でした。心配した先生が両親に状況を打ち明けました。

両親は「友だちができてもあまり仲良くならない」「1つのことにのめり込むと、他のことがストップしてしまう」などこれまでの出来事を思い返し、インターネットの記事で読んだ発達障害に当てはまるのではないかと心配になり、医療機関へEさんと行くことに。1度では結果が出ず、数回通院後の高校2年の3学期に「広汎性発達障害」と診断されました。

母親はショックを受けるも、Eさんの将来についてどうすればいいか医療機関の先生や学校の進路指導担当の先生に何度も相談し、障害者手帳を取得することに。Eさんは「発達障害」「広汎性発達障害」と診断されてもよくわからず、母親に言われるがまま高校の推薦枠で大手メーカーの特例子会社へ就職を決めました。

「とりあえず」ってどういうこと?

晴れて社会人になり、工場でペットボトルや缶にキズなどがついていないかの検品・飲料用ペットボトルの製造補助のライン作業から仕事からスタートしました。しかし、ずっと同じ作業をするだけではなく、上司に確認する作業もあることがわかると、簡単な仕事と聞いていたEさんは不安に陥りました。

また、マニュアル通りにおこなったつもりでいた作業が間違っていて先輩に指摘されたことがありました。何が違うかわからなかったので上司に確認すると「この前も同じ質問があった。何でこんな簡単なことが1度で理解できないんだ」と叱咤されて、パニックになり突然息切れ・震えが止まらなくなり、その日は早退しました。

今まで感じたことのない発作に恐怖を感じ「仕事に行ったらまた同じような状況になったらどうしよう」という不安感から数日間部屋から出ることができませんでした。もともと真面目で途中でやめることが苦手なEさんは、勇気を出して仕事に行きました。しかし、数日休んでいる間に新たな作業が増えていて、周りのみんなは黙々と作業……マニュアルを見てもわからず立ち止まって見ていたら、上司から「とりあえずやってみて」と言われました。

「とりあえず」の意味がわからず、また突然息切れ・震えが止まらなくなって息苦しくなり、倒れてしまいました。母親が職場まで迎えに来て、そのまま心療内科に直行しました。そこで「パニック障害」と診断され、しばらく休養することを余儀なくされ、会社も退職することに。

中々抜け出せないパニック障害のトラウマ

パニック障害の発作がいつまた起こるかもしれないという不安から引きこもる生活をするようになったEさん。

3ヶ月ほど家から出ることができず、両親は何とかしたいと思い悩み、高校時代に得意としていた長距離走を思い出し、ジョギングを父親とはじめることにしました。はじめた当初は、無言のまま父親について走ることが精一杯でしたが、少しずつコミュニケーションを取れるようになりました。「もう1度就職してみないか」と話をすると、Eさんは「怒られてパニックになるのはもう嫌だけれど、同級生と同じように働きたい」と答えました。

Eさんの現状でいきなり就職することは難しいのではないかと考えた父親は、インターネットでいろいろと検索をして、就職を支援するサービスがあることや就労移行支援事業所の存在を知ることに。自宅から通える範囲にあるLITALICOワークスに、相談を含め見学に行くことになりました。就職に向けた支援の他、面接同行や定着支援サービスがあること、見学時に作業トレーニングをしている利用者を見てここなら通えると思ったことが決め手となり、正式にLITALICOワークスを利用することにしました。

はじめは週3日から利用を開始、「決めたシフト通りに通う」「得意なこと・苦手なことを把握する」「1日を振り返って、取り組んだ内容をスタッフに報告する」という目標を立てました。

決められた日時に通うことはできても、はじめの頃は「もう帰りたいから帰る」と突然帰ってしまったり、他の利用者が自分より進んだプログラムをしていたり、みんなで楽しそうに話していたりすると、イライラして物にあたるように……このままでは悪化してしまうと思ったスタッフは、個室でEさんの気持ちを全てぶつけてもらうことにしました。

すると、「本当はみんなが話している輪に入りたいけれど、なかなか入れない」「プログラムや個別トレーニングで自分だけできていないことが嫌」「イライラすると感情的になってしまうがどうしたらいいかわからない」など泣きながら本音を話してくれました。そこでスタッフは、人との関わり方や距離をつかむことを目的としたコミュニケーションプログラム——チームで協力しておこなうゲームで、1人1回は発言する機会があり、自然とチームの輪ができやすくなるもの——などを多く組むようにしました。「特にゲームでコミュニケーションを取れるようになった」「年上の利用者に『私も以前は誰とも離せなかったけれど、LITALICOワークスで変われた』と聞いて安心した」とEさんが嬉しそうに話してくれるようになりました。

その後、利用開始直後に決めた目標「得意・苦手なことを把握する」に対し、「1つのことを黙々とやることは得意・パソコン操作やマニュアルがない作業は苦手」と自己分析・把握できるようになりました。

利用頻度を週5日に変更し、就職活動に向けて動きはじめました。まずはLITALICOワークスの求人イントラネットなどを使って興味のある仕事をピックアップすることにしました。パソコン操作が苦手なので、作業系の職種までは絞り込めたものの、前職でのトラウマから自分に合う仕事がないと思ってしまったEさん。希望は、「障害に理解のある企業で、自分ができる仕事」とのことなので、Eさんと相談しながら企業を複数紹介し、魅力を感じる求人を選んで実習へ行くことにしました。

1社目は、前職の雰囲気に似ていて、トラウマからパニック症状が出そうになったため1日で終了。この頃、両親から「半年以上かかっているが、まだ就職できないのか」と、スタッフに問い合わせがあり、「そろそろ就職して欲しい」と言われました。Eさん本人にも伝えたようで、焦ってしまい若干パニック気味になってしまいました。

スタッフは両親に「Eさんはまだトラウマを抱えているので、本人のペースできちんと配慮のある会社が見つかるまで見守っていて欲しい」と、Eさんには「焦って決めてつらい思いをするより、自分に合った会社を見極めていきましょう」と伝え、双方に納得してもらいました。

ハローワークと連携し、通勤しやすい・特性・障害に理解のある会社を開拓しました。寝具のリースやホテルなどで使うリネン類のクリーニングなどを取り扱う会社で、シーツの回収やクリーニングといった業務内容の雇用前実習を2ヶ月間トライアルで取り組んだ後に面接をおこなうという形式をとりました。

「もうだめかも」根気強い対話の繰り返し

トライアル雇用が2ヶ月というのは、期間としては長いものです。「Eさんのことをしっかり理解できる環境」「いつでもLITALICOワークスに戻れるという選択肢」を用意したいというスタッフの想いからでした。

トライアル雇用がはじまってからもEさんの不安感が強く、「辞めたい」「もうだめかもしれない」とスタッフへ発信がありました。欠勤の際もLITALICOワークスへ連絡があり、スタッフから企業へ連絡することもありました。

スタッフは何度も企業を訪問し、企業担当者から近況報告を受け、根気強くEさんと今後について話をしました。徐々に「辞めたい」という発信がなくなり、欠勤連絡もEさんから企業へ直接できるようになりました。トライアル雇用が終了する頃には、笑顔で働いているEさんの姿がありました。企業担当者から「はじめはどうなるかと思ったけれど、真面目できちんと素早く仕事をしてくれるので助かっている」という言葉と共に、正式採用したいと伝えられました。Eさんも両親もほっとしてLITALICOワークスに3人であいさつにきてくれました。

現在も欠勤なく毎日仕事を頑張るEさん。就職後もLITALICOワークスは安心の場となっているとのことで、仕事が休みの日によく訪問してスタッフや利用者と楽しそうに話をしています。

※プライバシー保護のため一部の文章について事実を再構成しています。

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