「思い立ったが吉日」SさんがLITALICOワークスを見学・体験をしてみて
プロフィール
- Sさん
- 年代 : 30代
- 就職先企業 : パーソルダイバース株式会社
- 診断名 : ADHD(注意欠如・多動症)
困りごと
- ルーティン業務が苦手
- 意図を汲み取ることが苦手
- 物忘れが多い
ストーリー
就労移行支援事業所を利用するかどうか悩んでいる人にとって、「見学」や「体験会」の問い合わせをすることもハードルが高く感じられるかもしれません。
LITALICOワークス横浜西口を利用し、現在は人材紹介・雇用コンサルティング事業などを行うパーソルダイバーズ株式会社で働くSさんに、初めて見学に行った日のこと、体験会で感じたことを伺いました。
休職中に一念発起して見学へ
――LITALICOワークスに見学の問い合わせをした経緯を教えてください。
前職で体調を崩し、休職期間が1年に及んでいました。社会復帰のためには、まずは体調を管理して生活リズムを整え、自分の障害特性についても理解を深めなければいけないと思っていました。でも、なかなか1人の力では難しい。そこで現状を変えるには、支援機関のサポートが必要だと考えました。そう思い立ったが吉日!自宅からも通いやすいLITALICOワークス横浜西口にすぐに問い合わせをしました。ADHD(注意欠如・多動症)の突発的な行動力がプラスに働いたなと思います(笑)。
――見学に対しての不安はありませんでしたか?
まずはどんな場所かを知って、それからどうすれば良いか考えようと思っていたので、不安はなかったですね。
――見学当日の様子を教えてください。
LITALICOワークスの体験会の説明を受け、スタッフとの面談をしました。所要時間は1時間ほどでしょうか、それほど長くかからなかったように記憶しています。面談では、自分の現状や障害者手帳を取得するに至った経緯などを中心に話をしました。初対面なのに非常に話しやすく、共感しながら聞いてくださったことが印象的でしたね。すごくうれしかったことを覚えています。
5日間の体験会で意欲が上がった!
――体験会についてもすぐに申し込みをされましたか?
そうですね。受けられるならすぐにでも、ということで予定を組みました。「変わりたい!」という気持ちが冷めないうちに、ガンガン進めたいという思いが強かったですね。
――見学に行く前と後で気持ちの変化はありましたか?
Webサイトも見ていましたが、やはり実際に足を運ぶと分かることがありますね。通っている人の雰囲気なども見ることができて、LITALICOワークスへ通うことの具体的なイメージを持つことができました。利用者の一人ひとりと丁寧にコミュニケーションをとっているスタッフの対応をみて、ここなら毎日、負担なく、また前向きに通えそうだということが、肌で感じられたように思います。
――体験会の日はどんなことをしましたか?
PC入力のプログラムや顧客伝票入力など、5日間の体験会の間にもさまざまなプログラムを受けました。体験会の間にも、PC入力ではどんなときにミスが起こりやすいかなど、自分の苦手を把握しながら、その対策も少しずつわかっていきました。当時のメモを見返すと「以前よりも自分の状態の変化が理解できるようになっている」「意欲増加傾向」といった言葉が記されています。手応えを感じて、前向きになっている様子がわかりますね。
――LITALICOワークスの利用の決め手を教えてください。
ぜひ利用したいという気持ちは、すでに見学の時点で決まっていました。スタッフの雰囲気、ほかの利用者の方とのコミュニケーションなどを見ても、一人ひとりに対してとても丁寧な対応がされていて、安心感がありました。「ゼロからやり直す」という気持ちで取り組もうと、非常に前向きな気持ちで利用を決めました。
通所をするなかで希望の働き方が明確に
――LITALICOワークス利用後、再就職についてはどんなイメージを持っていましたか?
実際に仕事につけるかどうか、具体的なイメージはまだ持てていなかったですね。LITALICOワークスの利用を開始してしばらくは、生活リズムを立て直し、自分の特性を受け入れていくことが第一目標になっていました。通いながら、次第にその先の「就職」が具体的になっていったと思います。
――働くことへの不安が払拭されたのはいつごろでしたか?
就職した方を「送る会」などで、利用者がどんどん就職していく様子を見ていくなかで、自然と「自分も!」と思えるようになっていったと思います。また、自分の「トリセツ(取扱説明書)」のようなものもできてきて、こういうツールや配慮があれば働けるという自信が持てるようになったことも大きいですね。徐々に、希望の職場のイメージも具体的になっていきました。
――最後に、これからLITALICOワークスの利用を考えている方へのアドバイスをお願いします。
「気になる」と思ったら、気軽に見学をしてみてください。「毎日通えるかわからない」「自分に合うか不安」といった迷いもあるかもしれません。でも、見てみないとわからない、やってみないとわからないこともたくさんあります。
見学をしてみて、できれば体験会もぜひ利用して、実際の雰囲気を感じてみてください!利用するかどうかは、見学・体験をしたうえで判断すればいい。
気軽に気負わず、僕のように「思い立ったが吉日!」で踏み出してみることをおすすめします!
※掲載内容(所属や役割、診断名など)は
インタビュー当時のものです。
スタッフからのコメント