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障害のある方の就職事例

障害者雇用の企業事例

多くの女性が輝く、分け隔てのない障害者雇用

株式会社ミュゼプラチナム人事部人事課 (写真左から)須田様/村田様

株式会社ミュゼプラチナム人事部人事課 (写真左から)須田様/村田様




ミュゼプラチナムはどんな会社ですか?

美容業界で女性のキレイに寄り添っている株式会社ミュゼプラチナム(以下ミュゼプラチナム)では、障害者雇用において女性が活躍できる環境づくりに取り組んでいます。その特長や想いについてお話を伺いました。

 

 

“すべての女性をキレイにしたい”そんな素直な想いから2003年にスタートしたミュゼプラチナムでは、美容脱毛サロン運営や化粧品・オリジナル美容商材の企画開発、Eコマース運営、メディア企画開発など、女性に寄り添った美容関連のさまざまなサービスを展開しています。

 

創業当時の美容業界は、売上至上主義が暗黙のルールとされていた中で、ミュゼプラチナムは「ノルマなし」「無理な勧誘をしない」をいち早く掲げて成長してきました。創業から20年経った今では、全国に185店舗を展開し、約446万人(2024年2月末時点)を超えるお客さまに支えられるまでに成長しています。

ミュゼプラチナムが大切にしていること

ミュゼプラチナムがずっと大切にしてきたことは、“スタッフとお客さま双方での満足度”と、会社を成長させていくための“業績のつながり”を理解し、バランスを保つことです。どこかに偏ってもいけないですし、業績の向上やお客さまに選び続けてもらうためには、スタッフが活き活きと働いていることが必要不可欠だと考えています。

 

まずは、スタッフが働く上での満足度を「感動レベル」まで向上させることで、お客さまにも「感動レベル」の接客が提供できると考えています。顧客感動満足度を意識して接客することで、自然と業績にも結び付くことから、この考え方を社内では「ミュゼベーシック」と呼んでいます。もちろん障害者雇用のスタッフも同じ考え方で体現してくれており、そのおかげでたくさんのお客さまから高い評価をいただけるようになりました。

 

障害者雇用のメンバーと仕事内容

ミュゼプラチナムでは、2024年1月現在で105名の障害者雇用のスタッフに全国で活躍いただいていて、そのほとんどが女性です。障害の種別や世代もさまざまな方が大切な戦力として働かれていて、個性豊かにその力を発揮していただいています。

 

障害者雇用のスタッフの障害種別割合

 

身体障害:16名

知的障害:49名

精神障害:40名

 

障害者雇用のスタッフの世代

 

20代:36名 

30代:25名 

40代:21名  

50代:16名 

60代:7名

 

業務内容としては、ミュゼプラチナムのサロン勤務にて掃除洗濯などのバックヤード業務や、本社勤務での事務作業・システム対応が主になります。ミュゼプラチナムは女性専用の美容脱毛サロンということもあり、サロンスタッフは皆女性です。サロン配属の障害者雇用のスタッフも女性で、バックヤード業務担当として各サロンに1名ずつ配属されています。どのサロンでも欠かせないメンバーとしてチームの中でご活躍いただいています。

 

全てのスタッフで分け隔てない、働きやすい環境づくり

障害のあるスタッフに対して、週報で1週間ごとの出来事を確認したり、サロンで困りごとがあれば本社へ随時連絡できる体制をつくったり、各支援機関との連携をしたりと、働きやすい環境づくりを意識しています。ただ、障害のあるスタッフに配慮はしつつも、評価制度やルールなどは全社員同じ基準を設けており、分け隔てなく「同じチームの一員」という捉え方が大切にされています。

 

障害の有無に関係なく、サロンごとにさまざまな色を持ったスタッフたちがいるので、チームビルディングの形も一つではありません。そのため、チームで仕事がしやすい環境づくりも、各サロンの責任者主導で任せているところが多くあります。型にはめ込むのではなく、柔軟に一人ひとりに対応できているのが、ミュゼプラチナムのチームとしての良いところなのかなと考えています。

 

また、本社に契約社員で入社した障害者雇用のスタッフで、現在は正社員として勤務をしている社員もいます。今後も、スタッフ一人ひとりが長く働き続けたいと思える環境をつくっていきたいです。

 

障害者雇用のスタッフが働きやすい理由

とても嬉しいことに、これまで障害者雇用に関してスタッフとの間に大きな問題は特に起こっていません。むしろ各サロンのメンバーに話を聞くと、障害者雇用のスタッフのことをなくてはならない、みんなから愛される存在として慕っているようです。

 

現状では、1つのサロンにつき配属される障害者雇用のスタッフは1名のみとなっています。そのため、その1人のスタッフとより密なコミュニケーションを取り、良好な関係を築けているようです。各サロンのチームが家族のような存在で、障害者雇用のスタッフも時にはお母さん的な存在だったり、姉妹のような関係性だったり、そんな潤滑油的な存在としても大きな力となってくれているんです。休憩時間などには、お化粧の話や好きなテーマパークの話、アニメの話などもよくしていますよ。

 

また、当社の障害者雇用スタッフの仕事内容がシンプルで、主にサロンの環境づくりに特化されていることも、働き方として相性の良い方が多いのかなと感じています。ルーティンワークで覚えやすく、負担感をあまり感じずに取り組める仕事のため、働きやすいと感じるという声をいただくことがありますね。

 

障害者雇用の採用で大切にしていること

私たちが採用の際に大切にしていることは「笑顔であいさつができること」、「スタッフとコミュニケーションをとることができること」、「素直な気持ちを持っていること」です。そのどれもが、サロンでチームの一員として働く上で大事なことで、スタッフとお客さまの満足度を重視している当社だからこそ、この3つは特に外すことができないと考えています。

 

採用の流れとしては、書類選考の上で面接をさせていただくのですが、必ずサロンの責任者にも同席してもらっています。これは、実際に入社前に顔を合わせることで相性を確認し、ミスマッチが起きることを避けるためです。顔を見たことがない責任者のサロンにいきなり配属されるということが無いので、障害者雇用の方にとってもより安心して入社していただけるのではないでしょうか。

スタッフの頑張りを認める表彰制度と福利厚生

年に1回、全国のサロンで頑張ったスタッフを表彰する「ミュゼアワード」という取り組みがあります。サロンごとの動きが全体からは見えにくいこともあるため、社内の良い取り組みをみんなで共有していくためのものです。

 

この「ミュゼアワード」では、もちろん障害者雇用のスタッフも対象としています。前回の受賞者の中には、聴覚障害のスタッフも選ばれていたので、「おめでとう」の手話や拍手で祝福されていました。日々の努力が認められ、とても感動的な受賞となりました。他の障害者雇用のスタッフのモチベーションにもなっているとの声が、各サロンからも届いています。

 

他にも、スタッフが活き活きと働ける会社を目指した福利厚生として、ミュゼプラチナムの美容脱毛を割引価格で受けることができますし、オリジナルコスメも社員価格で購入することができるなど特に美容面が充実しています。

障害者雇用の今後の取り組み

社内で障害者雇用がかなり浸透してきたとはいえ、まだまだ戦力としてサロンに配属してほしいという要望を数多くいただいています。今後は、必要とする全サロンで障害のある方にチームに入っていただき、力を発揮していただきたいと考えています。

 

ご興味のある方は、ぜひご応募くださいね。

 




今回訪問した企業様の会社概要

株式会社ミュゼプラチナム

企業名

株式会社ミュゼプラチナム

従業員数

約3360名

事業内容

美容サロン運営、化粧品・美容商材企画・開発、Eコマース運営、メディア企画・開発、メディカルサービス事業

ホームページ

https://musee-pla.com/

インタビュー:2024年1月25日

※掲載内容(所属や役割など)はインタビュー当時のものです。

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