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就職事例ストーリー

vol.02 そのひとりのストーリー

経験をいかし、求められる表現を T.Kさん 精神障害(統合失調症) LITALICOワークス利用期間6ヶ月 株式会社 ぶんご

「もう人生終わりかな」LITALICOワークスとの出会い

インテリア雑貨「B-COMPANY」を手掛ける株式会社ぶんごで、アシスタントデザイナー兼総務として働いています。LITALICOワークスに通う前は、昼に起きて、オンラインゲームでずっと遊んで、朝方寝るという生活を送っていました。その当時「もう人生終わりかな」と思うぐらい落ち込んでいた時期でもありました。LITALICOワークスをはじめて訪ねた日の明るくてカチっとしている印象と、「T.Kさんのこれからの人生をサポートさせてください」という前向きなスタッフの言葉が決め手になりました。

LITALICOワークスへは朝9時に行かなければいけませんでした。きちんと通うためには体調管理にも気をつけなければと、服薬の管理に気を付けるようになりました。通うようになってから、時間や薬の量を守ることを徹底していました。

両親は僕のことを「一生面倒をみなくちゃいけない」と思っていたそうです。利用するようになってからも「本当に就職できる?」「1人で食べていけるようになるのか?」と不安は続いていたようです。今ではLITALICOワークスに通ってよかったと言っています。

不安は体験で上書きできる

今働いている会社には、雇用前実習を経て就職しました。実習に行くまでは、体調管理できるか、朝起きられるか、最後まで実習を続けられるか、きちんと休憩をとれるかなど尽きない不安がありました。ですが、実際に経験をしていくうちに不安は乗り越えていけるものだということが分かりました。

今は主に各店舗に飾るPOPやポスターのデータ入力や、作成したものを刷り出しとカットをして、店舗に出荷する仕事をしています。オンラインショップに使う写真の加工や、画像を作る仕事もしています。店舗からびっしり書かれた依頼書が届き、それを入力しカットして、出荷まで終えたとき「あー!おわったー!」という達成感がありますね。誰かに求められたことをしっかり達成できたときに、やりがいを感じます。入力ミスがないように、色ペンを使い分けるなど自分に合った工夫をしています。休憩時間はたまに近くの本屋に行き、息抜きをするようにもしています。

働くようになってから1人暮らしを始めました。生活の変化としては、家を出る前は、母が服薬管理をしてくれていましたが、今は自身で服薬を管理しています。睡眠時間は最低でも6時間は寝るように心がけています。それと、先日会社近隣の楽器屋さんで新しいベースを購入しました。休みの日はベースを弾いて楽しんでいます。充実していますね。

尊敬する上司の役に立ちたい

先日会社のキャンペーン企画用に、上司からイラスト制作を頼まれましたが、採用されませんでした。悔しくて「次は絶対に採用されたい!」という意識が芽生えました。上司が求めていることを忠実に制作・表現できるようになりたいと思っています。上司の石部さんは僕からみると完璧な方です。仕事になると真面目で厳しい面もありますが、普段はフランクでやさしく、メリハリを持って接してくれます。いつか石部さんの右腕、いや左腕でもいいです、役に立ちたいと思っています。

仕事以外にしていることは、LITALICOワークスで土曜日に開催している「芸術コミュニティ」です。そこでは講師として、利用者さんたちに絵を教えています。教えると同時に、講義では伝えるスピードが速すぎたんじゃないか、もう少し優しい教え方があったんじゃないか、と後から反省の連続です。講義の最後に「今日ちょっと絵がうまくなった人?」という問いに対して、手を挙げてくれる人がいるときは嬉しいです。

企業さまからのコメント

総務部 係長 石部様
デザインに関する業務を1人で担えるように

入社当初、T.Kさんが業務のプロセスや手順を覚えられるようチェックシートを作成し、作業の進行スピードや、業務への意欲具合を知る手立てにしました。ポスターデザインを丸々お願するのではなく、素材パーツを分けて作ることからお願いすると無理なく進められるなど、スキルやコミュニケーション以外にも気を配る必要があるのだと分かりました。
障害者ということを意識しすぎないことにも気を付けています。「これ以上の仕事量は体力的に無理です」という声は、もちろん受け止めて配慮しますし、無理のない仕事配分をすることが私の仕事だとも思っています。
ただ、刺激しないよう言うべきことを言わないとか、障害者だから仕方ないと容認するとか、そういったことはしません。他スタッフと同様の扱いです。これからは、デザインに関する業務を1人で担えるようになってほしいと思っています。この会社のブランドを深く理解し、知識や経験をたくさん積んでスキルアップしてほしいですね。

インタビュー:2016年6月30日

そのひとりのストーリー

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