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お役立ち仕事コラム

内部障害のある方が仕事を続けていくために必要な職場での配慮とは?

内部障害とは、肢体不自由以外の体の内部の障害のことで、身体障害者福祉法に定められた身体障害の総称です。

 

体の内部に障害を有し、第三者から見ると日常生活は問題なく過ごしているように見えるため、外見上では他者に理解を得づらいのが特徴です。

また、知的障害や精神障害に比べると社会的な認知度が低いことも要因の一端を担っています。

 

この記事では、内部障害のある方が働く際のよくある悩みとそれに対する工夫を紹介します。

内部障害の分類と症状について

内部障害は、具体的には以下の6つの障害が該当します。

  • 心臓機能障害
  • 呼吸器機能障害
  • 腎臓障害
  • 膀胱、直腸機能障害
  • 小腸機能障害
  • ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害

内部障害者の約9割の方は、食事や着替え、排泄、入浴などの日常生活は1人でできると言われています。

それぞれの内部障害の症状は次の通りです。

1.心臓機能障害

血液の循環機能の低下により、心臓の機能が低下する障害です。

代表的な疾患は、不整脈、虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞、心不全などが挙げられます。

心臓機能障害の治療には手術や薬物療法、不整脈の治療には「ペースメーカー」という医療機器を胸部に埋め込むことで症状を安定させることができます。

2.呼吸器機能障害

肺気腫や慢性気管支炎などの疾患により、酸素と二酸化炭素の交換がうまく働かなくなる肺機能の障害です。代表的な疾患は、呼吸慢性気管支炎、慢性肺気腫、慢性呼吸不全などが挙げられます。

慢性的な呼吸困難、咳や息切れの症状により、階段や坂道など呼吸に負担がかかる動きが困難であるため、職場で体調の急変や発作が起きた際の不安を抱える方が多くいます。

呼吸器機能障害の主な治療法は、酸素療法や薬物療法、吸入器を用いるなどして症状を安定させることができます。酸素吸入のために、常に酸素ボンベを携帯している方もいます。

3.腎臓機能障害

慢性腎不全、糖尿病性腎症などの疾患により、腎臓の機能が低下する障害です。

体に有害な老廃物や水分を排泄できなくなるため、疲れやすい傾向にあります。

主な治療法は、食事、薬物、運動などの保存療法を適切におこなっていれば症状が安定すると言われていますが、改善できない場合は人口透析をおこなう必要があります。

人工透析は1回の治療に半日ほど時間を要するため、仕事を続けながら治療をされる方は職場の理解や、勤務形態の工夫が必要です。

4.膀胱、直腸機能障害

膀胱や直腸が様々な病気により機能が低下または喪失し、排泄機能が妨げられる障害です。

主な治療法は、排泄物のコントロール、ストーマのケア、食事などの生活管理になります。

ストーマとは、便または尿を排泄するために人工的に造設した排泄の出口のことです。ストーマを造設する方のことをオストメイトといいます。

ゆとりのある休憩時間の設定や力仕事を避けるなど、仕事をする上で周囲の理解と工夫があるといいでしょう。

5.小腸機能障害

小腸の広範囲におよぶ喪失や病気により、小腸の機能が不十分になる障害です。

消化吸収がうまくできないため通常の食事による経口摂取では消化吸収がうまくできず栄養維持が困難になる方は、寝ている間に鼻から管を入れて栄養補給することもあります。

6.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染することで、白血球の一種であるリンパ球が破壊され、免疫機能が低下してしまう障害です。そのため発熱や下痢、体重低下、全身の倦怠感などが表れるのが特徴です。

内部障害の方が仕事を続けていくために大切なこと

職場の医療環境を確かめる

就職する前に必ず会社の医療環境を確かめましょう。

具体的なチェック項目は下記です。

  • 休養室や健康管理室
  • 基本的な医療機器(血圧計、AEDなど)
  • 産業医

勤務時間に関するルールを確かめる

体調に不安がある場合などで通勤ラッシュの混雑を避けたいときは、フレックスタイム制度などの出勤時間帯を調整できる制度があると、安心して勤務できます。

定期的な通院が必要な方は、企業の担当者相談しましょう。

有給休暇を利用してもよいですが、制度として勤務時間内の定期通院を認める企業もあります。

勤務時間や通院については、入社後も上司が変わったり異動した時には、その都度現在の症状や配慮して欲しい内容を伝え、相談するようにしましょう。

仕事内容の確認や調整

長時間におよぶ立ち仕事、力仕事、残業の有無など、ご自身に合わない労働条件がないか、面接時に必ず確認しましょう。

もし入社後もそのような業務が発生した際は、上司や周囲と相談するようにしましょう。

また、通院や急な体調不良などで一時的に仕事ができない場合もあります。

業務分担や代替が可能なのかも確認したり、相談できるようにしておきましょう。

内部障害の方が利用できる就職・就労支援

内部障害のある方が仕事を探す際には、疾患や障害のある人の就職活動を支援する専門機関を利用すると自身に合った仕事を見つけやすくなります。

障害福祉や就労について、幅広い知識と経験を持つスタッフのサポートを受けながら仕事を探すことができます。

ハローワーク

ハローワークには、障害や疾患のある人の就労を支援する窓口「専門援助部門」があります。

求人数や就職件数が多く、障害者雇用枠の求人紹介のほか、障害のある方を対象にした就職や働き方に関する相談やカウンセリングもおこなっています。

地域障害者職業センター

地域障害者職業センターは、障害のある方の就職に対して専門的な職業リハビリテーションを提供している機関で、全国の各都道府県に設置されています。

専門職員として、障害者職業カウンセラーやジョブコーチ、相談支援専門員などが在籍しているため、障害のある方に向けた専門性の高い支援が特徴です。

障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センターは、障害のある方の身近な地域において、仕事と生活の両方の相談ができる機関です。

障害のある方の自立と安定した職業生活の実現を目指しており、全国に334センター(2018年4月2日時点)が設置されています。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所は、一般企業への就労を目指す障害や疾患のある方に対して、求職から就職までの一連の過程をサポートする事業所です。

利用者は事業所に通い、ビジネスマナーや職業トレーニング、面接や履歴書対策などの就職活動のサポート、就職後の定着支援などを受けることができます。

 

LITALICOワークスは、「企業に就職したい」「働きたい」という思いを持っている方に対して、ビジネススキル向上のためのワークショップ、ご本人にマッチした求人開拓、就職後の対人関係サポートまで、一人ひとりの自分らしい働き方の実現に向けて、一貫したサービスを提供しています。

障害特性への理解があるスタッフにより、精神障害・身体障害・知的障害のある方に限らず、発達障害や難病のある方など幅広い方に利用いただける環境を整えています。

また、自分に合った働き方を見つけるために数多くの企業で実習できる機会を提供しています。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

まとめ

内部障害は体の内部に障害を有し、第三者から見ると日常生活は問題なく送っているように見えるため、周囲の理解がないまま働きだすと様々な困りごとを抱えることになるでしょう。

医療環境や通勤時間に配慮がある環境や、体力的な負担の小さな仕事を選ぶことが大切です。

LITALICOワークスでは「就労移行支援」「就労定着支援」「相談支援」の3つのサービスを提供しています。

ぜひいつでもお気軽にご相談ください。

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