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障害のある方の就職事例

パーソナリティ障害(精神障害)・ADHD(発達障害)の仕事・就職事例 -事務-

パーソナリティ障害(精神障害)・ADHD(発達障害)の仕事・就職事例 -事務-

感情のコントロールが困難

女性/20代/印刷/事務職

パーソナリティ障害(精神障害)・ADHD(発達障害)

パニック障害ではなくパーソナリティ障害

小さい頃から友だちがおらず両親は共働きで忙しい……頭の中で誰かに向けて話し続けている感じがして孤独・生きづらさを感じていたと話すKさん。

新卒で入社した会社の研修で、発表する際の打ち合わせで同期と話がかみ合わなかったり、何度も確認して上司をイライラさせてしまったり、整理整頓ができず忙しくなった時にデスクにあるものがあふれてパニックに陥ったり……辛くて泣いて帰る毎日でした。

上司から精神科へ行くよう勧められ受診すると、パニック障害と発達障害(ADHD)の可能性との診断され、このまま今の仕事を続けることは厳しいと言われました。

新卒で入社した会社を辞めた後、無職の状態が辛く派遣やアルバイトで働き口を常に求め転職を繰り返すKさん。いざ働き始めるとパニックになり感情がコントロールできず大泣き……仕事が続かずいろいろな知人に相談した結果、LITALICOワークスにたどり着いたそうです。

グループワーク中に辛い過去を思い出して涙し、面談室に誘導すると大声で泣いてしまったことがありました。当時Kさんが通っていたLITALICOワークスの事業所には、パーソナリティ障害に精通している臨床心理士資格を持つスタッフが在籍。Kさんの行動・言動や感情の表現法を見て「パーソナリティ障害」の可能性があると思いました。

スタッフの勧めで、別のクリニックでセカンドオピニオンを受けることにしました。Kさん自身も愛着障害ではないかと自己分析をしていましたが、診断結果はパーソナリティ障害でした。

行動や感情をコントロールするには?

パーソナリティ障害とは、大多数の人とは違う反応や行動をすることで本人もしくは周囲が困っているケースに診断される精神疾患で、思考・反応・対人関係など広範囲のパーソナリティ機能の偏りから生じる障害(問題)と言われています。

また、アメリカ精神医学会の診断・統計によると10種類のパーソナリティ障害があり、Kさんはその中で「演技性パーソナリティ障害(HPD)」の診断でした。

Kさんは、読者モデルの勧誘がたびたびある程かわいらしくおしゃれで、人懐っこい性格のため異性から好意を寄せられることが多々あります。LITALICOワークスでは通常、スタッフがプライベートを全て聞くことはありませんが、Kさんの場合はほとんどプライベートでの人間関係がネックとなっており、感情のコントロールができなくなっていました。

Kさんの感情を把握するため、行動・言動を話してもらいたい旨を伝えると、快諾して逐一報告・相談をしてくれました。

Kさんが誰に対しても明るく笑顔で接するのは、人の目をとても気にしてしまう故の行動です。それが相手からすると、とても好印象に捉えられます。お誘いがあると「断るのは失礼ではないか」などと考え込んで泣いてしまったり、悩みが多くなると「死にたい」といろいろな人に連絡をしてしまったり。

またその返信がこないと続けて何度も送信したり……人と関わることは好きなのに、距離感がわからないまま行動してしまうKさん。

「辛いと感じる=泣く」をリカバリーするため、ただ「泣いたらダメ」ではなく「泣くと辛い、どうすればいいか一緒に考えましょう」と意識を変えることからはじめることに。

泣きたくなったらどうしていくか方向性を決め、どういう対処法を取ればいいか、フロー表をKさんと一緒に作成しました。最終的にどうにも対処できない時は、「誰かに迷惑をかけたら自己肯定感が下がるため帰宅する」という選択肢を作りました。

またSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)で距離感の取り方や上手に断る方法を練習しました。泣きたくなったらフロー表通りに対処できたり、SSTで練習したことが上手くできたり、帰宅するという決断を自らできたら褒めて自己肯定感を上げていくようにしました。

働くための支援へ切り替え

しばらくの期間、スタッフはKさんの相談に乗ったり話を聞いたりしていましたが、このままではLITALICOワークスに依存して、就職活動に支障が出てしまいます。

Kさんが「悩みがある」「死にたい」と泣いて訴えても、その場で聞かずに今度の面談の時に話してくださいと、スタッフ全員が同じスタンスで接することを徹底しました。はじめは1人のスタッフが反応しないと他のスタッフへ泣きながら訴えていましたが、みんな同じ対応をしていることに気づき、段々訴えが減っていきました。

同じ時期に就職活動を開始し、はじめは大手・有名企業の求人に応募していましたが、なかなか書類審査が通らず苦戦していたKさん。「なぜこの企業に応募したいのか」と質問すると志望動機があいまいで「名の知れた大手有名企業でいろいろな人と関わりながら働きたい」との返答。

スタッフは、長く働くためには企業の知名度で選ぶのではなく、「自分に合った環境」で働くことが重要であることを伝えました。LITALICOワークス独自の求人サイトやハローワークの求人をじっくり見て、興味ある事業内容や働く前に職場の雰囲気がわかる雇用前実習のある企業を探しました。

並行して模擬面接やパソコントレーニングも欠かさず取り組んでいる様子を見たスタッフは、書類が通ればあとはスムーズに進むと確信していました。

障害者雇用がはじめての企業へチャレンジ

ハローワーク求人で興味のある企業を見つけたKさん。その企業は雇用前実習の記載がなく、障害者雇用の実績もありません。

スタッフは企業担当者へアポイントを取り、Kさんの特性や人柄を説明しに行きました。まずは雇用前実習で様子を見てから判断して欲しい旨を伝えると、柔軟に対応していただくことができました

雇用前実習でいつも通り、明るく笑顔で対応したKさん。企業担当者より「明るく、何事にも一生懸命取り組んでいる。ぜひ面接をお願いしたい」と連絡を受けました。面接は想像通り高評価で内定との連絡があり、Kさんに伝えると喜び半分不安半分の様子で、悩んでいました。

内定をもらった企業ははじめての障害者雇用。そのことを気にかけていたため、スタッフは事前にKさんに確認後、企業担当者や職場の方に障害のことや事例、対処法などを共有しました。

担当者からは「今後もLITALICOワークスと情報を共有していきたい」という希望に対し、就職後もLITALICOワークスがフォローすることを伝え、内定を承諾することになりました。企業担当者へ連絡する際に、合理的配慮について再度すり合わせをおこない、正式に採用決定となりました。

就職後の不安を企業と一緒にフォロー

LITALICOワークスに通っていた際に何かあるとすぐ連絡や報告をしてくれていたため、就職後も何かあれば連絡をくれると確信していたスタッフ。勤務開始当日は企業内をいろいろ見学できて楽しかったと上機嫌でした。

しかし数日後の朝、泣いてスタッフに連絡をしてきたKさん。よくよく話を聞くと「辛くて死にたい場合どうしたらいいか」などを歓迎会で話してしまったとのこと。

フロー表を元にしても対処できない場合は帰宅という選択肢が現在も有効であり、上司にも共有済みであることを伝え、その日は早退することに。企業担当者・上司からもKさんの対応について相談したいと連絡がありました。

LITALICOワークスでおこなっていたスタッフ全員で徹底した支援方法を再度共有しました。その後大きな問題もなく仕事に取り組んでいるため、業務以外のことで問題が起きたら企業・LITALICOワークスの両者でフォローしています。

Kさんも面談時以外の報告・相談もありますが、「働き続けていることが奇跡です、これからも仕事頑張ります」と笑顔で話してくれています。

 

※プライバシー保護のため、一部の文章について事実を再構成しております。

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