うつ病の方の就職・復職・転職活動のポイントと事例
うつ病のある方の働く上でのよくある困りごと、就職・復職・転職活動のポイントやLITALICOワークスを利用して就職された方の就職事例をご紹介します。
・うつ病の診断がでたときのこと
・障害で苦労していたこと
・以前の仕事・職場のこと
・LITALICOワークスで学べたこと
・企業実習(インターン)や就職活動のこと
・就職後も長く働くための工夫・・・など
障害・年代・業種ごとの様々な就職事例をご覧ください。
うつ病とは
気分障害の一種とされ、精神的ストレスや身体的ストレスなどが重なり、強いうつ状態が長く続く状態のことを言います。
また、憂うつな気分や意欲の低下などの精神的な症状だけでなく、睡眠障害、食欲不振、めまいなど、身体的な症状が表れることがあります。
就職・転職での困りごとは?
うつ病の方の中には、就労中に発症したため再び働くことに不安や恐怖を抱く方もいます。
焦って職場復帰を試みても、復帰過程でよくなりかけていた症状が再び悪化し、就労が困難となったりするケースが多くあるため、時間をかけて障害特性を理解し、ご自身のペースに合わせた就職活動をおこなうことが大切です。
就職・転職活動を進めるために
うつ病は再発率が60%と言われており、再発を繰り返すとさらに再発率が高くなると言われております。
再発を防ぐためにも、職場復帰を焦らないこと。また、療養期間を安心して過ごせるよう、ご家族の協力を得てご家庭の環境を整えることも、円滑な職場復帰を支援するうえで大切です。
ご本人が「もう働ける」と思っても、カウンセラーや精神科医などの専門家などに相談しながら就職・転職活動をおこなうことをおすすめします。
LITALICOワークスでできること
LITALICOワークスでは、働くことに不安がある方に向けて、生活リズムを整えながら自分を知ることや、仕事をしていく上で必要なことを学んでいきます。
また、LITALICOワークスは全国に4,500ヶ所以上のインターン先企業があるので、職場での実習を経て仕事に少しずつ慣れていくことからはじめることも可能です。企業での実習業務には事務系や軽作業など多種あります。
就職後も職場定着支援をおこなっていますので、体調の変化など企業へ伝えにくいことも一緒に説明しサポートしています。
※本サイトで紹介している就職事例はごく一部です。
うつ病の方の就職・雇用事例
- 30代
- 事務職
- サービス業
うつ病だと思って精神科へ行くと、回避性パーソナリティ障害と診断されたYさん。人に嫌われたくない恐怖心が強く、環境の変化が苦手。この先働くことができるか不安で……
- 20代
- 事務職
- 金融
本音を言える友人がおらず、人間関係の悩みが原因で精神科にて「うつ病」と診断されたTさん。休職しても自己肯定感が下がるばかりで「パーソナリティ障害」の診断が追加され……
- 20代
- 事務職
- 商社
高校時代に保健室登校となり、障害が発覚したTさん。大学は中退し、就労移行支援を利用しながら、希望する正社員で就職したものの就職後も困りごとが多発し……
- 20代
- フラワーコーディネーター
就活のストレスからうつ病と診断。大学は何とか卒業するもうつの病状はひどくなる一方。主治医から「心の癒しを見つけよう」とアドバイスがあり、ある日小さな花に心を癒され…
- 30代
- 事務職
- 製造業
精神障害を開示せずに働いてきたため長期就業が難しく、「今回は障害を開示した上で働きたい」「家族にお金を渡したい」という思いがあり、事務職の正社員を希望していましたが…
- 30代
- コールセンター
躁鬱の繰り返しで勤怠が不安定な状況のCさん。責任感が強くスイッチが入ると落ち着きがなくなる躁状態へ。企業担当者と事前に話し合い、慣らし運転だと思ってまずは長く働く…