摂食障害(摂食症)(※)は、自分で食欲をコントロールできなかったり、体重の増加を気にしすぎて食事が摂れなかったり、食べる量や食べ方、食後の行動などにさまざまな問題が生じる障害です。
症状の程度によっては、心と身体の健康や生命に支障をおよぼすこともあります。
しかし、摂食障害(摂食症)には複数の分類があり、それぞれ症状も異なるため「本当に自分は摂食障害(摂食症)なのか?」分からないという方もいらっしゃるはずです。
そこで今回は、摂食障害(摂食症)の種類ごとの症状、原因、治療方法について解説していきます。
※摂食障害は現在、「摂食症(食行動症)」という診断名となっていますが、最新版『DSM-5-TR』以前の診断名である「摂食障害」といわれることが多くあるため、ここでは「摂食障害(摂食症)」と表記します。