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お役立ち仕事コラム

視覚障害のある方が仕事をする上で抱える課題と働きやすい環境とは?

視力や視野に障害があり、日常生活を送る上で困難を感じている状態を視覚障害と言います。具体的には眼鏡やコンタクトレンズを着用してもある一定レベル以上の視力が担保されなかったり、視野が狭くなったりしている状態のことです。

 

視覚は日常生活だけでなく仕事においても重要であるため、視覚障害のある方は仕事の機会が限られていました。しかし、自身の事情を考慮した選択や工夫をおこなえば、視覚障害のある方でも安心して長く働き続けることは十分可能です。

この記事では、視覚障害のある方が活躍できる仕事、働き方、雇用形態、よくある悩みとそれに対する工夫についてご紹介します。

視覚障害の種類について

視覚障害には、視力障害・視野障害・色覚障害・光覚障害の4つの種類があります。

視力障害

視力は細部を見分けるための力ですが、その機能が低下した状態です。
眼が失明した人、視覚的な情報がほとんど得られない人、文字の拡大や視覚補助具などを使用して視力を補う人などに大きく分けられます。全盲、弱視と言われることもあります。

視野障害

視野は見える範囲を示しますが、その範囲が狭くなったり一部欠けたりする状態になります。

見える部分が中心だけになって周囲が見えない、周囲はぼんやり見えるが視野の中心が見えないなどの問題があります。

色覚障害

特定の色の区別がつかない、色の見え方が他とは異なるなど色を認識する眼の機能に障害がある状態です。一定の色が分かりづらい傾向の方が多いと言われています。

光覚障害

光を感じたときにその強さを区別する機能が調整できなくなる状態です。明るいところから暗いところ(もしくは逆)に移動した際にうまく調整することができないなどの問題があります。

どんな仕事で働く人が多い?

視覚障害のある方の就職先で多いと言われているのが「あはき業」と言われる「あんま・鍼・灸」に従事する専門職です。

厚生労働省が発表した「平成27年度の障害者の職業紹介状況」によると、視覚障害のある方の就職先の半数以上を占めています。

オフィスでの事務的職業への就職先は当時少ない傾向にありましたが、現在ではIT技術の発達によって視覚障害のある方が事務職の仕事をすることも可能になり、少しずつ就業数も増えていると言われています。

 

具体的にはパソコン音声を読み上げたり音声で入力したりするソフトやアプリの活用によって以下のような仕事が可能になってきました。

  • パソコン入力業務
  • Excelなどの事務系ソフトを使用したデータの集計、計算、調査業務
  • 電話やメールによる社外とのコミュニケーション
  • 語学力を生かした簡易翻訳業務…など

今後もIT技術の発達によって、視覚障害のある方ができる仕事や就業機会は増えていくでしょう

視覚障害の方に必要な職場の配慮や仕事の工夫

通勤環境を確認する

通勤ルートや時間帯が通勤ラッシュと重なるかどうかを確認しましょう。

視覚障害のある方にとって、人混みが多い中での通勤は危険も多く存在し、非常にストレスがかかります時差出勤やフレックスタイムなどを活用できるかどうか、職場や上司に確認しておくといいでしょう。

オフィス内のレイアウトや物の配置を確認する

移動の際の方法や工夫について、細かい点まで企業側と確認しましょう。

エレベーター、トイレ、会議室や会社の入退室管理の方法など、よく使う場所ははじめに案内をお願いし、使い方を教わると安心して働くことができます。

通路上に何気なく置いてあるものであっても、視覚障害のある方にとっては支障になることなど、職場の上司同僚に事前に伝えておくことも大切です。

また、はじめて訪れる場所への移動の際には同様の配慮をお願いしましょう。

社内の支援機器を確認する

視覚障害のある方は音声を読み上げたり音声で入力したりするソフトやアプリの種類や使用経験にも個人差があります。

そのため、これまで使用したことがあるメールソフトや業務システム、ソフトウェアなどの支援機器が使用可能かどうか、会社に確認しておくとよいでしょう。

環境が整っていない場合は、代替機器や業務フローの対策などもお願いしておくと安心です。

視覚障害の方が利用できる就職・就労支援

視覚障害のある方が仕事を探す際には、疾患や障害のある人の就職活動を支援する専門機関を利用すると自身に合った仕事を見つけやすくなります。

障害福祉や就労について、幅広い知識と経験を持つスタッフのサポートを受けながら仕事を探すことができます。

ハローワーク

ハローワークには、障害や疾患のある人の就労を支援する窓口「専門援助部門」があります。

求人数や就職件数が多く、障害者雇用枠の求人紹介のほか、障害のある方を対象にした就職や働き方に関する相談やカウンセリングもおこなっています。

地域障害者職業センター

地域障害者職業センターは、障害のある方の就職に対して専門的な職業リハビリテーションを提供している機関で、全国の各都道府県に設置されています。

専門職員として、障害者職業カウンセラーやジョブコーチ、相談支援専門員などが在籍しているため、障害のある方に向けた専門性の高い支援が特徴です。

障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センターは、障害のある方の身近な地域において、仕事と生活の両方の相談ができる機関です。

障害のある方の自立と安定した職業生活の実現を目指しており、全国に334センター(2018年4月2日時点)が設置されています。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所は、一般企業への就労を目指す障害や疾患のある方に対して、求職から就職までの一連の過程をサポートする事業所です。

利用者は事業所に通い、ビジネスマナーや職業トレーニング、面接や履歴書対策などの就職活動のサポート、就職後の定着支援などを受けることができます。

 

LITALICOワークスは、「企業に就職したい」「働きたい」という思いを持っている方に対して、ビジネススキル向上のためのワークショップ、ご本人にマッチした求人開拓、就職後の対人関係サポートまで、一人ひとりの自分らしい働き方の実現に向けて、一貫したサービスを提供しています。

障害特性への理解があるスタッフにより、精神障害・身体障害・知的障害のある方に限らず、発達障害や難病のある方など幅広い方に利用いただける環境を整えています。

また、自分に合った働き方を見つけるために数多くの企業で実習できる機会を提供しています。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

まとめ

視覚障害の就職先としては「あんま・鍼・灸」に従事する専門職が今も多いですが、少しずつ事務職への就職数も増えています。

IT技術の発達によって、視覚障害のある方が事務職に取り組みやすい環境が整い、そうした職種への就業機会も増えてきました。

働きやすくするためのコミュニケーションや確認をしっかり身につけておけば、安心して長く働き続けることも可能です。

LITALICOワークスでは「就労移行支援」「就労定着支援」「相談支援」の3つのサービスを提供しています。

ぜひいつでもお気軽にご相談ください。

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