パーソナリティ障害の方の就職・復職・転職活動のポイントと事例
パーソナリティ障害のある方の働く上でのよくある困りごと、就職・復職・転職活動のポイントやLITALICOワークスを利用して就職された方の就職事例をご紹介します。
・パーソナリティ障害の診断がでたときのこと
・障害で苦労していたこと
・以前の仕事・職場のこと
・LITALICOワークスで学べたこと
・企業実習(インターン)や就職活動のこと
・就職後も長く働くための工夫・・・など
障害・年代・業種ごとの様々な就職事例をご覧ください。
パーソナリティ障害とは
認知・感情・思考・対人関係のパターンが大多数の方と著しく異なり、本人が様々な苦しみや日常生活に支障をきたしているケースに診断される精神疾患です。パーソナリティ障害のある方がとる反応のパターンが不都合な結果を招いている場合でも、そのパターンが変わらないところが特徴です。
就職・転職での困りごとは?
パーソナリティ障害のある方は、対人関係で悩む方が多いと言われています。また、ストレスに対処することが困難になっている可能性があります。今ある個性や人格をベースにしながら人との関わり方やストレス対処法について見直し、仕事をしながら治療を受けたり適切な支援を受けて様々な形で働き続けたりする工夫が必要です。
就職・転職活動を進めるために
周囲の理解がないことで、より生きづらさを感じている方も少なくありません。パーソナリティ障害のある方が社会の中で安定して働き続けるためには、自身が障害を理解してどのように対処すべきか、どのような仕事が向いているのかなどについてしっかり把握しておくことと、周囲の理解が重要になります。
LITALICOワークスでできること
LITALICOワークスでは「障害理解」「障害説明」のプログラムで、周囲の方に自身の障害を伝える方法を身に付けます。また対人関係での悩みを和らげるために「上手に断る」「ストレスマネジメント」などについて学び、社会生活において必要なコミュニケーション能力・ストレス対処法について一緒に考え、サポートします。
※本サイトで紹介している就職事例はごく一部です。
パーソナリティ障害の方の就職・雇用事例
- 30代
- IT企業
- 事務職
高学歴の家系にコンプレックスがあり、大学卒業後働いていないことに自己嫌悪になったTさん。次第に過食や友人におごってでも外食でストレス発散をするようになり、1人暮らし……
- 30代
- 事務職
- サービス業
境界性パーソナリティ障害と診断されたYさん。もともと希死念慮があり、次第に試し行動がエスカレート。就職を機に少し落ち着いていましたが職場でも試し行動が出て、定着支援……
- 30代
- 事務職
- サービス業
うつ病だと思って精神科へ行くと、回避性パーソナリティ障害と診断されたYさん。人に嫌われたくない恐怖心が強く、環境の変化が苦手。この先働くことができるか不安で……
- 20代
- 事務職
- 印刷会社
初診でパニック障害・ADHDと診断されたKさん。本人は愛着障害だと思うも、臨床心理士資格を持つスタッフが行動・言動や感情の表現法を見て「パーソナリティ障害」ではと……
- 20代
- 事務職
- 金融
本音を言える友人がおらず、人間関係の悩みが原因で精神科にて「うつ病」と診断されたTさん。休職しても自己肯定感が下がるばかりで「パーソナリティ障害」の診断が追加され……
- 30代
- 事務職
- スポーツ用品
パーソナリティ障害と診断される前に多数の診断名があったNさん。ようやく納得のいく障害名がつくも、感情の起伏が激しい状態を何とかしたい・子どもが物心つく前に働いている……