ADHD(注意欠如多動症)の方の就職・復職・転職活動のポイントと事例
ADHD(注意欠如多動症)のある方の働く上でのよくある困りごと、就職・復職・転職活動のポイントやLITALICOワークスを利用して就職された方の就職事例をご紹介します。
・ADHD(注意欠如多動症)の診断を受けたときのこと
・ADHD(注意欠如多動症)の特性により苦労したこと
・以前の仕事・職場のこと
・LITALICOワークスで学べたこと
・企業実習(インターン)や就職活動のこと
・就職後も長く働くための工夫 など
障害・年代・業種ごとのさまざまな就職事例をご覧ください。
ADHD(注意欠如多動症)とは
ADHD(注意欠如多動症)は、不注意、多動性、衝動性などの特性があり、日常生活に困難を生じる発達障害の一つです。
長時間集中する作業が苦手、計画を立てる前に行動に移すなど、仕事や社会的な活動に困難を感じることがあります。
就職・転職での困りごとは?
ADHD(注意欠如多動症)の方の中には、特性が子どものころから表れていた人もいれば、大人になってから職場で周囲の人たちと接する中で困難さを感じ、受診して診断を受けたという人もいます。
就労時には、職場での複雑な人間関係における社会性や、スケジュール管理の面で困りごとを抱えることがあるほか、不注意によるケアレスミスなどが重なり仕事に支障が出ることもあります。
就職・転職活動を進めるために
仕事選びにおいては業務内容や職場環境が自分にあっているかを検討することが、安心して長く働くためにも大事です。
まずは障害の特性以外にも、自分の得意・苦手なことを理解した上で自分の適職が何なのかを発見し、自分に向いた仕事を探し、就職活動することが大切になります。
LITALICOワークスでできること
LITALICOワークスでは、一人ひとりに合わせたカリキュラムや目標を設定し、それに沿って取り組み、様々なプログラムを通して他者との接し方について練習したりコミュニケーションスキルを培ったりします。
また、得意・不得意を知る自己理解や、企業での実習などを通して適性の高い業務を把握することで、就職した後も長く仕事を続けている方が多くいます。
※本サイトで紹介している就職事例はごく一部です。
ADHD(注意欠如多動症)の方の就職・雇用事例
診断名別の就職・雇用事例
- 20代
- IT
- 印刷会社
新卒でエンジニアとして入社したAさん。社内のストレスチェックで「高ストレス」と判定され、産業医面談で「うつ・発達障害の傾向」があると言われ退職を決意。
- 20代
- 事務補助
- メーカー
仕事が3ヶ月続かないTさん。原因はコミュニケーションがうまくいかないこと。1年間の引きこもりからうつ状態に。そして初めて行った精神科でADHDと診断されることに。
- 30代
- 事務補助
- 商社
Fさんは幼少期にADHD(注意欠陥多動性障害)とアスペルガー症候群と診断。ハローワークを利用しながら就活、求人に応募しましたが不採用が続きました。そんなとき・・・
- 20代
- 事務職
- 印刷会社
初診でパニック障害・ADHDと診断されたKさん。本人は愛着障害だと思うも、臨床心理士資格を持つスタッフが行動・言動や感情の表現法を見て「パーソナリティ障害」ではと……
- 40代
- 飲食業
- 調理
大人になるまで自身の障害に気づかず過ごしたMさん。10社以上の転職を繰り返し、苦手なことを1人で解決しようと懸命に取り組みますが、そこには大きな目標があり…
- 20代
- 食品
- 棚卸し
大学在学中と卒業後に、2度LITALICOワークスに通ったHさん。次々と同級生が就職していく姿に焦りを感じ、就労移行支援を受けながら就職活動にチャレンジしますが…