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双極性障害(躁うつ病)とは?原因や診断、症状などをわかりやすく解説します

更新日:2023/03/14

双極性障害とは、躁(気分が激しく高揚した状態)と抑うつ(気分が著しく落ち込んだ状態)の両極端な状態を、振り子のように行ったり来たりする特徴を持つ、脳の病気です。躁とうつを繰り返すということで、かつては「躁うつ病」と呼ばれていましたが現在は「双極性障害」と呼ばれています。

 

双極性障害では、いわゆる「気分の浮き沈み」というレベルをはるかに超え、病的な気分の上げ下げが繰り返し起こります。双極性障害の原因はさまざまな要因が考えられ、20代~30代の比較的若い世代で発症することが多く、発症頻度はおよそ100人に1人と、決して稀な病気ではありません。

 

そんな双極性障害の詳しい症状や原因・特徴、うつ病との違い、治療や回復のプロセスなどわかりやすくご紹介します。

双極性障害(躁うつ病)とは?

双極性障害の特徴

私たちは誰でも、うれしい出来事があれば気分が高揚し、反対に悲しい出来事があれば気分が落ち込む…そうして日々を過ごしています。

 

しかし何らかの原因で双極性障害になると、この「気分の浮き沈み」が病的なまでに激しく現れます。まるで自分自身が神様になったような、異常なまでの高揚感を感じたかと思えば、一転して自分自身の存在を否定したり、消えてしまいたくなるといった、両極端の気持ちに振り回されてしまうのが一番の特徴です。

 

双極性障害は、主に20代~30代で発症することが多く、発症頻度は約100人に1人といわれています。うつ病よりは頻度が低いものの、決して稀な病気ではありません。

 

双極性障害のある方は、高揚している姿が元気そうに見えたり、落ち込んでも再び気持ちが高ぶる様子などが原因となり、周りの人に病気と認識されないこともあります。「単なる気分の浮き沈み」や「性格の激しい人」と周囲から誤解を受ける場合も少なくありません。

 

双極性障害は決して本人の性格や心がけによって変えられるものではなく、医学的な治療が必要な脳の病気だということを理解しておく必要があります。

双極性障害の種類

双極性障害には「双極Ⅰ型」と「双極Ⅱ型」という2つのタイプがあり、この2つの違いは主に躁状態の程度によるものです。

 

社会生活を破綻させたり入院が必要になるほど激しい躁状態を引き起こすのが、主に「双極Ⅰ型」です。Ⅰ型のタイプと比べると躁状態の程度が低い、または期間が短いといった場合は「双極Ⅱ型」と診断される場合が多いようです。

 

とはいえ単純にⅠ型のほうが病状が重くⅡ型のほうが軽いといった話ではなく、それぞれに困り事があり、気を付けなければならないポイントや対処法が異なります。
双極性障害を正しく理解し、主治医の指示のもと適切な治療を図っていくことが大切です。

 

双極性障害の双極Ⅰ型と双極Ⅱ型の波グラフ
双極性障害の双極Ⅰ型と双極Ⅱ型の波グラフ

双極Ⅰ型の特徴

  • うつ状態と躁状態の両方が強く現れる
  • 躁状態が少なくとも1週間以上続き、一日の大半でほぼ毎日続く
  • 躁状態の時期には、人間関係や身の回りの環境で人生を棒に振るほどの逸脱した言動が見られる
  • 治療しないと症状の程度は激しい一方、服薬治療による効果は現れやすい

双極Ⅱ型の特徴

  • 激しい躁状態はみられず、普段より少し快活・興奮気味なくらいの軽躁状態が現れる
  • 軽躁状態が少なくとも4日以上続き、一日の大半続く
  • 躁状態の時期に比べ、うつ状態が長く続く(半分以上の期間がうつ状態の場合もある)
  • 症状の程度はⅠ型ほど激しくないが、服薬での効果の現れ方はⅠ型より緩やか

双極性障害(躁うつ病)の原因とは?

双極性障害を引き起こす明確な原因というのは、まだ解明されていません。しかし、双極性障害の原因となりうる要因や、発症・悪化の引き金があることが分かってきています。

ストレス

うつ病と同様、双極性障害もストレスが発症の原因の一つとして関わっているとされています。

 

原因となるストレスは、家族や親しい人との死別、失恋などのつらい出来事だけでなく、結婚や昇進といった喜ばしい出来事での環境変化や緊張感も含まれます。

 

さまざまな理由でストレスを持続的に受けることで、脳内の神経伝達物質の働きに何らかの影響を及ぼし、それが発症の原因の一つになると考えられています。

 

とはいえ、ストレスが無くても他の原因で発症する場合や、ストレスを強く感じ続けても発症しない場合もあり、明確な因果関係は証明されていません。

生活の乱れ

夜更かしや不摂生などの生活の乱れは、悪化や躁転(急に躁状態になること)の原因となることがあります。
特に、徹夜や朝寝坊などの睡眠リズムが乱れると、体内時計が崩れ睡眠障害につながります。睡眠時間が短くなると躁状態の原因となりやすいともいわれているため、注意が必要です。

 

双極性障害が疑われる場合においては、時差の大きい海外旅行や夜勤など、体内リズムを崩す原因になるような活動は避け、起床・食事・就寝など一日のリズムを規則正しく整えておくことが大切です。

遺伝子によるもの

双極性障害の家族歴があると病気の発症リスクが高くなることから、何らかの遺伝子が原因の一つになっていると考えられています。

 

とはいえ、これまでの研究で、双極性障害の原因遺伝子と呼べるものはまだ見つかっておらず、遺伝要因があるとしても多くの方は病気を発症しないため、過度な心配をする必要はありません。

双極性障害(躁うつ病)の症状とは?

双極性障害の躁状態とうつ状態のそれぞれにどんな症状が現れるのか、また、うつ状態とうつ病とは何が違うのか、といった詳しい症状について見ていきます。

躁状態の主な症状

  • 自分には何でもできるような気がする、偉くなった気がする
  • ほとんど眠らなくても平気
  • 頭の回転が速くなり、次々とアイデアが浮かんでくる
  • エネルギーに満ち溢れてじっとしていられない
  • 多弁(よく喋るよう)になる、声が大きくなる
  • 周囲の人すべてが友達のように思えてくる

躁状態は多くの場合、突然起こって1週間~数ヶ月続くと言われています。

 

普段は穏やかな人が急に暴言・暴力をふるいだしたり、大量の買い物に多額のお金をつぎ込んだりと、周囲にはまるで性格が変わったかのように映ることもあります。一方、本人は「自分は正しい」「これが本来の自分」と思っているので、周囲が指摘したり止めさせようとすると激しく拒否します。

 

こうした躁の症状によって、家族や周囲とトラブルを引き起こし、結果的に本人が経済的・社会的な信用を失ってしまうリスクがあるので注意が必要です。

 

またさらに躁状態が悪化すると、幻聴(神の声が聞こえるなど)や誇大妄想(自分には地球を救う義務が与えられたと考えるなど)が現れる場合もあります。

うつ状態の主な症状

  • 眠れない(不眠)、または一日中眠い(過眠)
  • 十分休んでいるのに疲れが取れない
  • 何に対しても興味が持てない
  • 思考がネガティブになり自分自身を責めてしまう
  • 食欲がわかない、または食べ過ぎてしまう
  • 憂うつな気分でいっぱいになる(1日中、何日も続いている)

うつ状態のときは、気持ちが落ち込み、否定的な考えで頭がいっぱいになるなど、心身共に苦しい状態が一日中、かつ何日も続きます。双極性障害の場合、病気の期間の約半分~3分の1程度はうつ状態である場合が多く、まるでうつ状態が永遠に続くかのように思えてしまいます。

 

また、躁状態のときに引き起こしたトラブルが大きいほど、その罪悪感や恥ずかしさから余計に自分自身を責めて、思いつめてしまうことがあります。

双極性障害とうつ病との違い

双極性障害にも、うつ状態の期間があることで「うつ病と同じなのでは?」と思われたり「うつ病の薬で代用できるかな?」と考えてしまうかもしれません。しかし、双極性障害とうつ病は治療薬がまったく異なります。

 

うつ病の治療薬は、双極性障害のうつ状態には効果がないどころか、さらに状態が不安定になって病状悪化につながる場合があります。

 

もし、うつ病の治療をしてもなかなか改善しない場合、それは双極性障害のうつ状態である可能性もあります。うつ状態を引き起こす以前に、眠らなくても平気な時期や、すごく元気で仕事や勉強がはかどった時期がなかったか、思い返してみてください。もしも思い当たる事があれば、小さなことでも必ず主治医に伝え、判断を仰ぐようにしましょう。

 

双極性障害とうつ病の波の比較グラフ
双極性障害とうつ病の波の比較グラフ

躁とうつの周期

双極性障害で躁状態とうつ状態の現れる周期には個人差がありますが、最初の躁状態とうつ状態の間は、4~5年程度あくのが一般的といわれています。

 

治療をせず、悪化や再発を繰り返すほど3年間隔、2年間隔としだいに期間が短くなっていきます。そうしてさらに悪化すると、1年以内に4回以上も躁とうつの周期を繰り返す「急速交代型(ラピッドサイクラー)」と呼ばれる状態に陥ってしまいます。病状が安定している時期がほとんどなく、一晩のうちに躁やうつに転じることもあるなど、心身ともに大きな負担が生じます。

双極性障害(躁うつ病)の診断について

双極性障害のある方の多くは、うつ状態ではじめて受診します。躁状態は本人にとって「これが本来の自分」と思っている場合が多く、病気という自覚がないためです。

 

受診した際も、医師にうつ状態の説明はできても、病気と認識していない躁状態の説明ができることは、ほとんどありません。そうしたことから、最初はうつ病と診断される場合が多いようです。

 

また、躁とうつの現れる周期には個人差が大きく、中にはうつ状態から次の躁状態へ移行するまでの期間が5年程度あく場合もあります。こうした病状把握の難しさから、正しい診断に行きつくまでに平均4~10年ほどかかってしまうといわれています。

 

このように双極性障害は、本人が正しく病状を理解するのに時間がかかりがちな病気といえます。家族や友人、職場の方々など、本人を客観的に見ることができる人が受診に同席したり治療に協力していくことも、早い回復につながるかもしれません。

双極性障害(躁うつ病)の治療方法とは?

双極性障害の治療において大切なのは「薬物療法」、加えて病気の悪化や再発を防ぎ、中長期的な体調安定のために「精神療法(心理・社会的治療)」を組み合わせることが最も効果的といわれています。

薬物療法

双極性障害の治療では、薬物療法で「寛解期」とよばれる躁とうつのどちらでもない状態をできるだけ長く維持し、以前と変わらない生活ができることを目指します。

 

現在の治療法では、気分安定薬(躁とうつ両方への緩和作用を持ち、気分の波を落ち着かせる薬)をメインに、症状に合わせて抗精神病薬や睡眠薬などが処方される事が多いといわれています。ここでは一例をご紹介します。

 

●気分安定薬
双極性障害の治療薬で主軸とされるお薬で、躁やうつの波を小さくし、さまざまな症状のコントロールが期待できます。しかしながら、即効性があまりなく、薬によっては副作用や中毒症状が出ることもあり、医師とこまめな体調確認をしながら治療を進める必要があります。

 

●抗精神病薬
気分安定薬に比べて即効性に優れているため、症状の現れ方に合わせて処方されます。
もともとは統合失調症の治療で使われてきたお薬ですが、脳内の神経伝達物質の働きにアプローチする点で、双極性障害にも有効なものがあります。

 

いずれも主治医と相談しながら薬の効き方をみながら、それぞれに合った薬を見つけていくことが大切です。

精神療法(心理・社会的治療)

精神療法では、病気や薬の性質を理解し、病気と向き合うことが大切です。また考え方のくせや生活リズムなど、発症や再発のきっかけにつながる精神的な部分に着目し、治療者とのやり取りによって改善を目指していきます。

 

薬物療法によって症状が落ち着いてきた後、症状の安定や再発防止に効果があることが示されています。治療法にはさまざまなものがありますが、最も推奨されるものは「心理教育」であり、次に推奨される治療法が「認知行動療法」「対人関係療法」「社会リズム療法」であるといわれています。

 

●心理教育
双極性障害の病気の特徴や要因、薬物治療の重要性、症状への気付き、再発予防などを学んでいきます。本人が自分の病気を知り、それを受け入れて、治療へ積極的な参加を促せるように働きかけていきます。

  • 病気への理解
  • 症状への早期の気付き
  • 薬物治療の重要性
  • ストレスへの対処法
  • 規則正しい生活習慣の確立
  • 再発予防  など

 

●認知行動療法
自分の物事のとらえ方や気持ちの現れ方(=心のクセ)に気づいて、自分の心を客観的な目でコントロールできるようにする、というものです。特に、うつ状態のときに起こりやすい否定的な考えや感情を見つめなおし、より客観的でフラットな考え方ができないか検討しながら、少しずつ考え方のクセを修正していきます。

 

【否定的な考え方や感情のパターン】

  • 過剰な一般化
    1つのことをすべてに当てはめてしまう。
    (例)上司に指摘された。私は無能で何をやってもダメな人間だ。
  • 0か100か思考
    物事を「すべて」か「無」かでとらえ、ほどほどの価値観が持ちにくくなってしまう。
    (例)テストが95点だった。100点が取れなかったことは完全な失敗だ。
  • 心の先読み
    本当はどうなのか分からない他人の気持ちや意図を悪い方向に決めつけてしまう。
    (例)昨日送ったメールの返事が来ないのは嫌われているからだ。
  • 「~すべき」思考
    自分や他人に対して「~すべきだ」と決めつける。
    (例)夫婦なんだから、言わなくても私の状況を理解すべきだ。
  • ラベリング
    1つの出来事だけで決めつけのレッテルを貼ってしまう。
    (例)自分は最低な人間だ。

 

 

●対人関係療法
現在の人間関係に着目し、治療者との対話を通して治療を進める方法です。

以下のようなテーマから話題を選び、それぞれのテーマでの自分の感情や症状との関連、どのようにすれば解決できるのか、などを治療者と話し合います。

 

【対人関係療法の主なテーマ】

  • 対人関係の役割・期待のズレ
  • 役割の変化
  • 重要な人の死
  • 対人関係の欠如・孤立 など

 

●社会リズム療法
起床や食事など毎日の活動と、そのときにどんな気分でどう人と関わったかを記録していきます。記録を継続し、自分自身の生活リズムを理解し、そのときの周囲との接触のしかたや気分との関係を掴むことで、どのような状態を保てると安定して過ごせるかを見出していく治療法です。

 

ここでは、双極性障害のあるAさんが実際に使っている記録表をご紹介します。

 

Aさんの場合、気分や体調の波が激しく、気分に振り回されて原因も対策も分からない状態でした。そこで、Aさんはどんなときに気分や体調の波が変わるのかという原因や、予防・対策できることはないかを分析するために、スケジュール帳を使って自分の行動や感情など記録することから始めてみました。

 

【Aさんの記録表】
・その日にあった「出来事」「睡眠時間」「体調」「天気」を毎日記録する
・体調が「◎」の場合はオレンジ、体調が「△」か「×」は青で色分けし、見える化にする

双極性障害のある方の記録の仕方(社会療法)

これを毎日続けていくと、以下のようになります。

双極性障害のある方の記録(社会療法)

Aさんは、体調が「△」か「×」の前後の日(上記カレンダーの青い部分)に注目し、体調変化のきっかけを探してみた結果「雨や曇りが3日続くと体調を崩す」「睡眠6時間未満だと疲れやすくなる」といったような傾向があることが分かり、これが本人にとっての体調悪化の原因なのではと考えました。

 

そこで「天気予報をみて、雨や曇が続きそうな時は家事などの負担をへらす」「睡眠時間を6時間以上とるようにする」といったように原因に対して自分にできる予防や対策をしていきました。そうすることで、セルフコントロール能力がアップし、より楽になりました。

 

※あくまでも一例です。すべての方々が同じ原因や対策が当てはまるわけでもありません。Aさんは就労移行支援に通いながらスタッフと面談を通じたことで自分にあう記録の仕方を見つけました。

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双極性障害(躁うつ病)の再発予防と社会復帰に向けたポイント

良くなっても服薬はやめない

双極性障害の治療においては、躁やうつの状態が深刻なときはもちろんのこと、寛解期にも服薬を継続することが一番肝心です。

 

実際、躁の時期や寛解期に治ったように感じられ、服薬を勝手に中止してしまう人が多いそうです。しかし、双極性障害は躁とうつの波を繰り返す病気であり、その後すぐに再発し、以前より悪化する場合が少なくありません。

 

こうした事態を防ぐため、自己判断での服薬中止はせず、治ったと思えても主治医の指示通りに服薬治療を続けることが大切です。

うつの時期はしっかり休む

双極性障害の患者さんにとってうつの時期は最も辛く、いつ抜け出せるのか分からない絶望感に襲われてしまいます。そんなときに無理して頑張ることは、かえって心身の疲労が溜める結果につながり、いつまでも症状が回復しません。

 

うつ病のある方にも同じことがいわれますが、うつ状態の時期は自分にとってストレスにつながる事柄からできるだけ離れ、ゆっくり休養を取ることに専念しましょう。また、できれば睡眠リズムや生活習慣を少しでも整えられていると、より早い回復の助けになります。

双極性障害(躁うつ病)のある方が活用できる支援機関

双極性障害の症状が落ち着いて社会復帰を考えるようになると、一体何から始めたらよいのか、どのような進め方がいいのかなど、迷ってしまうことがあるかもしれません。

 

これまでずっと療養生活を送っていた場合、社会に出たい気持ちの一方で、生活が大きく変わることへの不安や戸惑いを感じてしまう場合もあるでしょう。

 

そうした気持ちを受け止めてもらいながら、社会復帰や地域との交流を無理なく支援してくれる、さまざまな支援機関などがありますので、ぜひ活用してみてください。

 

ここでは、支援機関などの一部をご紹介します。

生活面でのサポートが相談できる機関の例

●市区町村の窓口(福祉課など)
本人の状況に合わせ、活用できる福祉サービスや制度などについて紹介してもらえる場所です。

 

●精神保健福祉センター
主に精神疾患・精神障害のある方の自立と社会復帰を支援するための専門機関です。例えば心の病気や困りごとなどについて相談ができたり、各種プログラムを受けられたりすることができます。

 

●地域活動支援センター
自立した日常生活または社会生活に向けて、レクリエーションなどのさまざまな活動を通じて生活リズムを整えたりする場所です。

 

●相談支援事業所
本人の希望や状況に合わせて、福祉サービスや人をつなげ、地域とのよりよい関係を築くサポートを受けながら、自立した日常生活や社会生活につなげていく場所です。

復職・就労面でのサポートが相談できる機関の例

●障害者職業センター
都道府県に設置されている機関で、障害のある方に対する職業リハビリテーション、就職支援、就労継続支援などを行っています。

 

●ハローワーク
求人紹介やセミナーなど、就労全般をサポートするところです。

●就労移行支援事業所
一般企業への就職を目指す障害のある方(65歳未満)を対象に、就職するために必要なスキルを身につけていただくためのプログラム実施、就職活動から就職のサポート、就職後の職場への定着支援を行なう場所です。

 

LITALICOワークスでは「就労移行支援事業所」のサービスを提供しています。そのひとりにあう「働く」をみつけ、そのひとりらしい「やりがい・楽しみ」をみつけられるようサポートします。ぜひいつでもお気軽にご相談ください。

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双極性障害(躁うつ病)のまとめ

双極性障害は、躁とうつの正反対の気分に振り回されてしまうことで、本人にとっての心身の負担は非常に大きいものです。

 

明確な原因が分かっておらず、うつ病との区別もなかなか付きにくいことから、正確な診断がつくまでに時間がかかり、回復までの道のりも長くなりがちといわれています。

 

しかし、双極性障害は治療法がしっかりと確立している病気です。
正しく理解し治療に取り組めば、いつか必ず症状は落ち着いてきて、以前のような日常生活を送れる日が来ますので、焦らずに治療に取り組んでいくことが大切です。

 

症状が落ち着き、社会復帰を目指すときが来たら、ぜひ福祉サポートの活用も視野に入れてみるのもおすすめです。

 

「福祉サポートではどんなことができるか知りたい」「社会復帰や就職に関することの相談をしたい」方は、LITALICOワークスで無料の相談会を実施しております。

 

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更新日:2023/03/14 公開日:2022/09/26
  • 監修

    ​医学博士/精神科専門医/精神保健指定医/日本産業衛生学会指導医/労働衛生コンサルタント

    染村 宏法

    大手企業の専属産業医、大学病院での精神科勤務を経て、現在は精神科外来診療と複数企業の産業医活動を行っている。また北里大学大学院産業精神保健学教室において、職場のコミュニケーション、認知行動療法、睡眠衛生に関する研究や教育に携わった。

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