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お役立ち仕事コラム

パニック障害と仕事|対処法や無理なく働くためのポイント、仕事探しで大切なこと

更新日:2023/05/17

パニック障害とは、突然起こる強い不安感や恐怖感とともに、激しい動悸や息切れ、呼吸困難や発汗などの身体的症状に襲われるパニック発作を何度も繰り返すようになる精神疾患です。

 

パニック障害の方は、パニック発作自体や予期不安(いつパニック発作が起こるのかという不安)があり、日常生活や仕事に影響が出る場合もあります。

 

この記事ではパニック障害の症状や原因、仕事における困りごと、働き続けるための対処法や支援について紹介します。

パニック障害の症状

パニック障害とは突然不安感が押し寄せ、パニック発作という動悸やめまいなどの身体的な症状が表れる精神障害の一種です。パニック発作は理由なく起きることもあり、仕事や日常生活で困りごとを抱えているという方もいます。

 

パニック障害では「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」という3つの大きな特徴がみられます。ここからはパニック障害の特徴をひとつずつ解説します。

パニック発作

パニック障害の典型的な症状としてパニック発作があります。パニック発作とは、理由や前触れなく不安感が押し寄せ、激しい動悸やめまい、呼吸困難など身体的な症状が表れる発作のことです。

 

パニック発作で表れる身体的な症状は、以下のようなものがあります。

  • 呼吸困難
  • めまい
  • 動悸
  • 息切れ
  • 胸の痛み
  • 窒息感
  • 手足の震え
  • ふらつき
  • 発汗、冷や汗
  • 口の渇き、吐き気、腹部の不快感
  • 自己統制ができない恐怖感 など

パニック障害の方全員に同じ症状が表れるわけではなく、人によって異なります。その度合いも人によって異なり、なかには「死んでしまうのではないか」というほどの感覚を感じる方もいます。

 

パニック発作の症状によって生命が脅かされるわけではありませんが、パニック障害の方にとっては、非常に苦しくつらいものであるといわれています。

予期不安

予期不安とは、パニック障害の方が日常生活や仕事でパニック発作を何度も繰り返すうちに「また発作が起きるのではないか」という不安感と恐怖感にとらわれる症状のことをいいます。

 

パニック発作は本人にとって非常につらいものです。また、パニック発作がいつ起きるのかわからないということもあり、パニック発作を繰り返していくうちに、徐々に恐怖感が強まっていくということがあります。

広場恐怖

予期不安が強くなると、発作を起こした場所や状況を避ける回避行動をとる場合がみられます。

 

今までにパニック発作などで強い恐怖を感じた場所は危険とみなし、その場所に近づいただけで動悸がしたり、吐き気や呼吸困難などに見舞われたりするようになります。これが広場恐怖という症状です。

 

広場といっても「広い場所」という意味ではなく、エレベーターや電車など「閉ざされた空間」だと逃げ道がないという気持ちになり、不安感が強まるという場合もあります。

 

広場恐怖はパニック障害の方の多くにみられる特徴ですが、すべての方に表れるわけではありません。

仕事中にパニック発作が起こる場面とは?

パニック障害は何度も発作を繰り返す方も多く、仕事においては以下のような場面でパニック発作が起きることがあります。

閉ざされた空間にいるとき

パニック障害の方は通勤時の電車や仕事場のエレベーターなど、人が密集していたり閉ざされていたりする空間で、強い不安や恐怖を感じてパニック発作が起こる場合があります。

 

また、パニック障害の方のなかには、予期不安や広場恐怖によってそのような空間に行くこと自体に恐怖心を抱くという方もいます。

緊張する状況にいるとき

パニック障害の方は仕事で大勢の前で発表しているときなど緊張が続く状況にいると、強い不安や恐怖感におそわれたり、急な動悸や過呼吸発作などのパニック発作を起こしたりすることがあります。

 

こちらも予期不安や広場恐怖によって、緊張する場面に強い抵抗感をおぼえるためだと考えられます。

超過勤務などで疲労がたまっているとき

仕事の量が多いなどで残業が続くなど、疲労感がたまっている状況はパニック発作が起きやすくなるといわれています。また、疲労だけでなく、残業などによって睡眠時間が減ることもパニック発作が起きるきっかけになる場合があります。

パニック障害の原因について

パニック障害の原因は現在のところはっきりとはわかっていません。もともと不安を感じやすい体質や気質の方が、何かショックを受けるような出来事があったり、疲労やストレスなどの要因が加わったりして発症すると考えられています。

 

パニック障害は決して珍しいものではなく、一生のうちに1000人に6~9人の割合で経験すると言われています。

パニック障害で仕事がつらいときは?

パニック障害の症状によって、仕事がつらく感じうまくいかない状態が続いている場合は、まず病院を受診し、治療を進めていくようにしましょう。

病院を受診する

パニック障害でつらい思いをしているときは、病院を受診し治療していくことが大事です。

 

パニック障害は「不安障害」という精神障害の中の一つです。受診先は精神科や心療内科、メンタルクリニックなどになります。受診することで、パニック障害の状態に合わせた薬の処方や、精神療法などの治療を進めていくことが可能です。

 

また、休職する際にも医師の意見が必要となる場合があるため、まだ受診していないという方は一度病院に問い合わせてみるといいでしょう。

治療をおこなう

パニック障害の治療としては「薬物療法」と「精神療法」があります。

 

薬物療法では、パニック障害の状態に合わせて抗うつ薬や抗不安薬などの薬が処方され、主治医の指示に従って服薬を続けることで、症状の緩和を図っていきます。

 

精神療法はさまざまな種類がありますが、パニック障害の方には「カウンセリング」や「認知行動療法」がおこなわれることが多くあります。

 

自分の考え方の偏りを把握して不安を軽減したり、スタッフと一緒に苦手な状況に段階を踏んで慣れていくといった治療をおこなっていきます。

パニック障害のある方が仕事を続ける上で大切なこと

パニック障害の症状によって仕事がつらく感じる場合は病院へ相談することが大切です。また、それに加えて、仕事を続けるために自分でできる対処法もあります。

 

対処法としては以下のようなものがあります。できる範囲で取り入れてみるといいでしょう。

生活リズムを整える

生活リズム、特に睡眠の乱れは心身の不調につながり、パニック障害の方にとっても影響があります。

 

生活リズムをなるべく一定に整え、質のいい食事や睡眠を取ることで、心身を安定させることが、働き続けるためにも大事です。

 

具体的には以下のようなものがあります。

  • 毎朝一定の時間に起きて太陽の光を浴びる
  • 1日3食の食事をしっかりととる
  • 日中に適度な運動をおこなう
  • お風呂はぬるめの温度でゆっくり入る
  • 寝る前はアルコールやカフェインを摂らないようにする など

適切な睡眠時間は7~8時間といわれることも多いですが、個人差も大きく、また年齢によっても適切な時間は変わってきます。自分に合った生活リズムを作っていきましょう。

リラックス方法を身につける

ストレスも、パニック障害の方にとって影響があります。ストレスがたまると不安になりやすくなる人もいます。職場でできるリラックス方法を身につけておくことでストレスの軽減を図っていきましょう。

 

「深呼吸を繰り返していく」「椅子に座ってできるストレッチをおこなう」「休憩時間に音楽を聴く」「好きなアロマをかぐ」などの方法があります。

 

職場によってできることは違い、効果も個人差があるので、自分の状況にあった方法を選んでいくことが大切です。

合理的配慮を相談する

自己対処とともに、職場に合理的配慮を相談する方法があります。

 

合理的配慮とは、障害の有無に関わらず働く機会を保障するために、事業主は障害のある方から申し出があった場合に、過重な負担とならない範囲で配慮を提供することを義務づけたものです。

 

パニック障害の方の合理的配慮の例として以下のようなものがあります。

  • 疲れたとき休憩スペースを使用する
  • 時差出勤で通勤する
  • 迂回(遠回り)してでもすいている路線を使わせてもらう
  • 複数階に入居している場合は階段で上り下りできる低層階にオフィスに勤務させてもらう
  • 大人数の前でのプレゼンなどを任せない など

合理的配慮を得るためには職場との調整が必要のため、検討される方は上司や人事担当者などに相談するようにしましょう。

パニック障害の方が仕事の休職・退職を考えるときは?

上記のように自分でできる対処法や、合理的配慮を職場の方へ相談しても、心身の疲労などによりパニック障害の症状が表れてしまうこともあると思います。

 

そういったときは、仕事から離れることも選択肢のひとつです。仕事から離れるには会社に所属したまま一定期間休む「休職」や、一度会社を辞めて療養する「退職」といった選択肢があります。

 

仕事から離れている期間に休養し生活リズムを整えることや、パニック障害の治療に専念することで、パニック障害の症状を軽減させ、また仕事に復帰する方もいます。

 

とはいえ、休職や退職するのは経済的に難しいと考えている方もいるのではないでしょうか。そのような方のために、休職・退職時に利用できる経済的な支援制度があります。

 

支援制度は以下のようなものがあります。ただし、各支援制度を活用するには条件がありますので、詳しくはそれぞれのお問い合わせ先へご確認ください。

自立支援医療制度(精神通院医療制度)

パニック障害などの精神医療の通院による医療費の自己負担を軽減する制度として、自立支援医療制度(精神通院医療制度)があります。

 

自立支援医療制度を利用することで、医療費の負担が原則3割から1割負担(もしくは、高額療養費の自己負担限度額)へと軽減されます。また、世帯の収入状況により1ヶ月で支払う医療費の上限が定められるなど、経済的な助けとなる制度です。

 

利用には申請が必要になるため、検討される方は現在通っている病院の窓口やお住まいの自治体の障害福祉課にお問い合わせください。

障害者手帳

障害の分類や程度などを公的に証明するものとして、障害者手帳があります。障害者手帳には「精神障害者保健福祉手帳」「身体障害者手帳」「療育手帳」と種類があり、パニック障害の方は精神障害者保健福祉手帳の交付対象となる場合があります。

 

障害者手帳の交付を受けることで、さまざまなサービスが利用できることや税金、公共料金の負担軽減措置を受けることができるといった利点があります。ほかにも、障害者雇用求人に応募するには障害者手帳の所持が条件となります。

 

障害者手帳の申請には条件がありますので、詳しいことは主治医やケースワーカー、自治体の障害福祉窓口などへ相談をしてみてください。

障害年金

障害年金とは障害やケガなどにより日常生活や仕事において、支障が生じている方に支給される年金のことです。年金額は加入している年金の保険料納付状況や障害の程度などによって変わってきます。

 

障害年金が支給されると、定期的に年金が振り込まれるため、働くことが難しいときの経済的な助けとなるでしょう。

 

障害年金を申請するためには各種要件がありますので、主治医やケースワーカー、日本年金機構の相談窓口、自治体の障害福祉窓口などにご相談ください。

傷病手当金

傷病手当金は、障害やケガなどで会社を休んでいる方へ支払われる手当金のことです。

傷病手当金も申請をするにはいくつか要件がありますので、検討している場合は会社の人事担当窓口や加入している健康保険組合の窓口などにご相談ください。

生活保護

生活保護とは、障害やその他の要因により生活が困窮しているという方に対して、必要な支援をおこなう制度です。

 

支援内容は住んでいる地域や、受給者の世帯状況などによって変わってきます。生活保護も申請するには要件があります。受給を検討されている方は、お住まいの自治体の福祉事務所などへご相談ください。

パニック障害の方の仕事探しのポイント

パニック障害の症状によって生じる職場での困難さは、環境(※)によっても生じることがあります。

 

(※)ここでいう「環境」とは、バリアフリーなどの物理的な環境面だけでなく、仕事内容や仕事の進め方、人間関係や職場のルールなど様々な意味を含んでいます。

 

そのため「自分の特性について把握する」だけではなく、「自分に合う環境調整をする」ことが大切です。その2つの視点を持って仕事探しをするといいでしょう。それぞれ解説します。

自分の特性について把握する

まずは自分のパニック障害の傾向を把握しておくことが大切です。パニック障害という診断名が同じでも、具体的なパニック発作の内容や、どのようなときに不安を感じるかは人によって異なります。

 

「電車が苦手」ということが共通していても「まったく乗ることができない」「ラッシュでなければ大丈夫」「10分以内なら大丈夫」「信頼できる人と一緒に乗れば大丈夫」「ドアの近くに立てば気が紛れる」など人によって違いがあり、そのことで仕事選びで重視する項目も変わってきます。

 

そのため、自分がどういったときに不安を感じるのか、パニック発作を起こしやすいのか、パニック発作が起きたときはどうすると落ち着きやすいか、といったことを整理しておくことが大事になります。

自分に合う環境調整をする

パニック障害の傾向がつかめてきたら、自分に合う職場環境を整理してみましょう。

 

まず自分でできることと、自分だけでは難しいことをそれぞれ整理するといいでしょう。

自分でできることの例としては、先程の章で述べた通り「生活リズムを整える」「リラックス法を身につける」「薬を常備する」などがあります。

 

自分だけでは難しいことは、その難しいことをカバーできる職場環境を選んだり合理的配慮を相談したりすることを検討してみましょう。


例えば、電車に乗るとパニック発作が起きやすく、避けたほうがいい場合は「徒歩で通勤できる職場」や「在宅勤務が可能な職場」など選んだり、「自転車や車で通勤する」という合理的配慮を相談したりするといいでしょう。また満員電車でなければ影響が少ないという方は「フレックスタイム制や変形労働制の職場」を選んだり「満員電車の時間帯を避けて出勤する」という合理的配慮を相談したりするなどがあります。

 

ほかにも「電話対応がない」「階段で移動できる」「人と接する機会が少ない」「繁忙期がなくて業務時間が一定」など、自分のパニック障害の傾向に合わせてどのような職場でどのような合理的配慮があれば、自分らしく働けるのかを考えてみてもいいでしょう。

パニック障害の方が仕事で利用できる支援

パニック障害の傾向の整理や自分に合った職場選びについて、一人で進めるのは難しいと感じることもあると思います。

 

そういったときはパニック障害の方が利用できる支援機関を活用することも視野にいれてみてもいいでしょう。支援機関では、スタッフと一緒に障害特性や自分にあった職場環境の整理をしていくことができます。

 

支援機関は以下のようなものがあります。まずは相談してみて自分に合いそうだなと思ったら、支援機関の利用を検討してもいいでしょう。利用するには条件がありますので、詳しくは各支援機関へご確認ください。

ハローワーク

ハローワークは、仕事の相談や求人の紹介、失業保険の手続きなど雇用に関することを総合的に執り行っている行政機関です。

 

ハローワークには、障害のある方専用の窓口が設けられています。パニック障害をはじめとする、障害のある方の仕事に詳しいスタッフが担当し、仕事についての各種相談、求人の紹介のほかに、セミナーの案内、履歴書などの添削、ほかの関係機関と連携した支援などをおこなっています。

地域障害者職業センター

地域障害者職業センターとは、障害のある方へ必要なスキルを身につけるプログラムの提供や、就職活動・職場定着のサポートなどをおこなっている支援機関です。

 

利用の流れとして職業相談や職業評価で、面談やプログラムの様子などを通してその人に合った就職活動の計画(職業リハビリテーション計画)を作っていきます。

 

その後は職業準備支援により、働くための業務スキルや、コミュニケーションスキルを身につけるための各種講習の提供や、合理的配慮の整理、書類添削や面接練習といったサポートをおこなっていきます。

 

働いた後も職場定着のため、ジョブコーチという専門のスタッフを職場へ派遣し、業務やコミュニケーションなどのサポートをおこなっていきます。

障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センターとは、パニック障害など障害のある方の日常生活と仕事に関するサポートをおこなう支援機関です。

 

仕事の面では 実際の職場を体験する職場実習の斡旋や、就職に向けた職業準備訓練の提供、面接対策などの就職活動のサポート、働いた後の職場定着支援をおこなっています。生活の面では体調管理や経済的なことなど相談することもできます。

 

また、ハローワークや地域障害者職業センター、就労移行支援事業所など関係機関と連携したサポートもおこなっています。

就労移行支援

就労移行支援では、障害のある方へ就職活動や職場定着のサポートをおこなっています。

 

事業所によって細かい内容は異なりますが、業務に必要なパソコンなどのスキル向上やコミュニケーション、ストレスコントロールなどの各種講座の開催、就職活動の支援としては書類添削や面接練習、配慮点の整理などがあります。

 

また、就職した後も定着支援として定期的に職場に訪問してのサポートもおこなっています。

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就労移行支援「LITALICOワークス」

LITALICOワークスは各地で就労移行支援の事業所を運営し、パニック障害をはじめ障害のある方一人ひとりの希望をうかがいながら、その人らしい働き方が実現するようなサポートを提供しています。

 

パニック障害の方への就職や職場定着へのサポート経験も数多くあります。「パニック発作で働けるか悩んでいる」「ストレスコントロール方法を知りたい」「何から始めればいいか分からない」などお悩みのある方は、まずはお気軽にご相談ください。

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パニック障害の方への接し方

突然パニック発作が起こることで、周りの方もどう対応したらいいか迷うところもあるかもしれません。そこで、身近にいるパニック障害の方への接し方について解説します。

パニック障害の理解を深める

パニック障害は、周りから見て特に危険がないと感じる場面でパニック発作など起きることもあります。また、パニック発作が起きていなくても、予期不安といってパニック発作が起きるのではないかという不安感と恐怖感があることは本人にとってつらいもので、そのつらさが周りの方に理解されづらいということろもあるかもしれません。

 

そのため、まずはパニック障害がどのようなものかを知ることが大切です。現在では書籍やインターネットなどでパニック障害の情報を集めることもできます。

 

ただし、どのようなときにパニック発作がおきるかは人それぞれ異なります。そのため、パニック障害自体の理解とともに、本人に事前に「どういったときにパニック発作が起きやすいか」「起きた場合はどう対応するといいか」を聞いておくといいでしょう。

落ち着いて対応する

実際に、パニック発作が起きた場面に居合わせた場合は、なるべく落ち着いて対応しましょう。

 

パニック発作で直接生命の危険はなくても、本人は非常につらい思いをしています。周りの方は事前に本人から対応方法を聞いていた場合は、落ち着いてそれを促していきましょう。

 

対応方法には具体的に「ゆっくり吐き出すように呼吸をする」「抗不安薬などの緊張を和らげる薬を服薬する」などがあげられます。ほかにも「大丈夫」だと声をかける、優しく背中をさするなど、本人の不安に寄り添った対応を心がけていくことが大事です。

パニック障害と仕事のまとめ

パニック障害の方は、突然起きるパニック発作や、それによる予期不安、広場恐怖などによって日常生活や仕事において困難さが生じることがあります。

 

パニック障害は精神障害の中の「不安障害」に分類されています。パニック発作が起きたときは精神科や心療内科などを受診して、適切な治療をおこなっていくことが大事です。

 

パニック障害といってもどういった場面でパニック発作が起きるのかは人によってさまざまです。治療を進めるとともに、自分のパニック障害の傾向を把握して対策を立てていくことが大切です。

 

自分でできる対処法や職場の方に相談しても仕事上での困りごとが解消されなかったり、一人でパニック障害の傾向を把握したり自分に合う仕事を探したりするのが難しいと感じる方は、パニック障害の方の仕事をサポートする支援機関を活用していくことも選択肢の一つとしてあります。

 

LITALICOワークスはこれまでパニック障害の方の就職をサポートしてきました。自分の障害特性を理解し自分に合う職場を見つけたい、長く働き続けたい、就職活動がうまくいかず困っているなどがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

更新日:2023/05/17 公開日:2020/07/22
  • 監修者

    ​医学博士/精神科専門医/精神保健指定医/日本産業衛生学会指導医/労働衛生コンサルタント

    染村 宏法

    大手企業の専属産業医、大学病院での精神科勤務を経て、現在は精神科外来診療と複数企業の産業医活動を行っている。
    また北里大学大学院産業精神保健学教室において、職場のコミュニケーション、認知行動療法、睡眠衛生に関する研究や教育に携わった。

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