まずは、精神面に現れる抑うつ状態の症状をいくつかご紹介します。
気分が憂うつ
抑うつ状態になると、気分が憂うつになります。
例えば、下記のような感情を強く感じることがあります。
悲しい気持ちに包まれて、涙もろくなる方もいらっしゃいます。
日常の生活の中で、気持ちが落ち込むことは誰でもありますが、基本的には、時間が経ったり、楽しいことをしたりすると、次第に元気になっていきます。
しかし、憂うつな気分がなかなか晴れない場合は、抑うつ状態である可能性が考えらえます。
意欲や興味がなくなる
抑うつ状態になると、何かをしようとする意欲がなくなることがあります。
具体的には「やる気が起こらない」「何をしても面白く感じられない」などです。
とくに、家事や仕事だけでなく、今まで興味のあったことに対しても、関心が持てない場合は、抑うつ状態である可能性が高いと言えるでしょう。
思考力や集中力が落ちる
抑うつ状態の方は、集中力や思考力が落ちるため、作業中のミスが増えたり、効率的に仕事ができなくなることがあります。
また「考えがまとまらない」「ものごとを決められない」などのケースも起こり得ます。
自己評価が低下する
自己評価が極端に低くなることも、抑うつ状態の特徴のひとつです。
例えば、「自分は役に立たない人間だ」「生きる価値がない人間だ」と感じてしまうケースがあります。
また「消えてしまいたい」「死にたい」という気持ちになる方もいらっしゃいます。