適応障害(適応反応症)で退職したのち、就労移行支援事業所「LITALICOワークス」を利用して再就職した方のエピソードを紹介します。
Mさんは前職で介護の仕事をしていましたが、「周りはできているのに何で自分はできないのだろう」と悩むことが多くなり体調を崩してしまいました。病院に行った結果「適応障害(適応反応症)」と診断され、退職をすることにしました。その後は療養期間を経て、再就職のために役所の方から紹介された就労移行支援事業所を利用することにしました。
最初は週3日と無理のない範囲から通い始め、自己理解プログラムや就職活動プログラムなどに参加しました。その中で、自分らしく働くために障害を開示するという選択肢もあるということに気づくことができました。一度体調を崩して入院しますが、自分の行動や感情を日記に書いていくことで、こころを整えていきました。
それからは、オンラインと実際の現場を合わせて企業インターンへ参加して、自分の長所や課題などを把握していきました。
その中でやはり人に関わる仕事がしたいと考えていたときに現在の職場の求人を見つけて応募し、企業インターンを通して採用が決まりました。
Mさんは入社前に職場の雰囲気を体験することができたので、早くなじむことができたと話しています。
現在も自己対処をするとともに、就労定着支援のサポートの一連で就労移行支援事業所のスタッフとも定期的に面談をおこない、長期就労を目指して働き続けています。